じゃがいも

potatoes

解説

カリウムの王様と呼ばれ、原産地は南アメリカのアンデス系産地。1598年(慶長3)、ジャガタラ(現ジャカルタ)港から長崎に伝えられ、栽培が容易で寒冷な気候にも適していたため、現在では北海道が国内全生産量の約50%を占めています。フランスでは「大地のりんご」と呼ばれ、水分が多いにもかかわらず寒さに強いので貯蔵に向いています。
左)男爵、右)メークイン

成分

水分が約80%を占め、糖質は約18%。ミネラル類はとくにカリウムが多く、リンや鉄も豊富。ビタミンCの含有量が高く、ビタミンB1も多い。さつまいもに比べて甘み性の糖分が少ないので主食としても利用されている。

調理ポイント

空気に触れると変色するので、切ったらすぐに水に放すとよい。アクも抜ける。
ビタミンCは熱を加えても破壊されにくいので、加熱料理にも向いている。
皮の部分に栄養素が多いので、丸ごと加熱してから皮をむくと効果的。
芽にはソラニンという有害物質が含まれているので、取り除いて調理するとよい。保存時にりんご1個を入れるとりんごから出るエチレンガスの作用で芽が出にくくなる。

レシピ