ひるがおの花の天ぷら

ひるがおの花の天ぷら

ひるがおの淡紅色の色は、植物のみが持つ抗酸化力に優れたファイトケミカル(植物の持つ化学物質)です。ビタミンEが豊富な油で揚げる天ぷらは、老化防止効果が期待できる一品。ミネラル豊富な自然塩で召し上がってください。体の生理機能が整えられ、適量の塩分は胃腸を整えて筋肉や神経の興奮を鎮めてくれます。揚げる油の温度を低温にすると、ひるがおの花がキレイに揚がります。

なすと豚肉のにんにく味噌はさみ焼き

なすと豚肉のにんにく味噌はさみ焼き

なすは約95%が水分で、紫色の皮は抗酸化作用を持つナスニンという色素です。味噌にはリノール酸やサポニン・レシチンなどが豊富に含まれ、なすと一緒に取ると、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に有効な食べ合せになります。豚肉のビタミンB1には疲れを防ぐ働きがあり、体や脳を若々しく保ちます。にんにくやねぎの硫化アリルがその働きをさらに高め、豚肉のビタミンAとオリーブ油のビタミンEが美肌効果にはたらきます。味噌は適度に焼くと、すい臓の機能を高め、血糖コントロールが安定するといわれています。

おこうこのジャコ煮

おこうこのジャコ煮

おこうこのジャコ煮は滋賀県に伝わる郷土料理です。こうことは漬物のことで一般的にはたくあんを指します。漬かりすぎて酸っぱくなったり色が悪くなったたくあんを、ジャコやカツオ節と一緒に煮るめずらしい料理で、物を無駄にすることなく美味しく食べる知恵から生まれた節約料理です。同様の料理は京都府や福井県などでも作られ、「たくあんの炊いたん」「ぜいたく煮」「おもくじ」などと呼ばれています。

イリコのだんご汁

イリコのだんご汁

うまみがよく出るイリコで作るだんご汁は、広島県の郷土料理です。瀬戸内海で秋に収穫されるイリコは小型ですがうまみがよく出るため、だし汁に最適で、だんご汁は朝食によく作られていました。地域によって使われる野菜も異なり、調味料も白味噌やしょう油仕立てと多様です。イリコは、かつては貴重な食材であり、だしの出た後のイリコは取り出さずにそのまま食べ、貴重なカルシウム源としての役割を担っていました。米、小麦、そばなどで作られるだんご汁は日本全国にある郷土料理で、穀類を団子にすることで無駄なく食べ切る知恵が生み出した料理です。

アジとイカのらっきょう和え

アジとイカのらっきょう和え

アジは多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)を、イカは遊離アミノ酸の一種であるタウリンを豊富に含んでいます。EPAもタウリンもともに血中コレステロールを下げて中性脂肪を減らす働きに優れているため、アジとイカを一緒に取ると、動脈硬化や脂質異常の予防に有効な食べ合わせになります。しょうが・青じそ・らっきょうがその働きをさらに高め、心臓病の予防にも優れた効果を発揮します。

イカとチーズのそば海苔巻き

イカとチーズのそば海苔巻き

イカは高たんぱくで低脂質な低カロリー食品です。豊富に含まれるアミノ酸の一種であるタウリンが血圧を正常に保ち、動脈硬化や糖尿病の予防に有効に働きます。そばのルチンと海苔のカルシウムやカリウムが血管強化に、チーズのたんぱく質やカルシウムが血圧安定に働きます。

納豆の根菜汁

納豆の根菜汁

大根・にんじん・じゃがいも・ごぼうなどの根菜類にはミネラルや食物繊維が、油揚げにはリノール酸が豊富に含まれています。納豆には血栓を溶かして血液をサラサラにする働きに優れたポリアミンや特有のナットウキナーゼが含まれています。これらを一緒に取ると、血中コレステロールや中性脂肪が排出されて血栓ができにくくなるため、心筋梗塞予防が期待できる食べ合わせになります。塩分が気になる場合は味噌の量を調整してください。

おからと海藻の袋煮

おからと海藻の袋煮

おからは大豆を煮つぶして搾り取った豆乳の搾りかすですが、食物繊維・カルシウム・カリウムなどを豊富に含んでいる栄養価に優れた食品です。このおからと、食物繊維を豊富に含んでいる干ししいたけ・ヒジキ・白滝を一緒に取ると、血中コレステロールが低下され血栓予防が期待できる食べ合わせになります。油揚げの不飽和脂肪酸が血中コレステロール値低下をさらに高めます。腸内の働きもよくなり、生活習慣病の予防にも有効な一品です。

鮭のいかだ焼き

鮭のいかだ焼き

鮭の脂質は良質な不飽和脂肪酸で、特に血小板の凝集を抑えて血液をサラサラにする働きを持つEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。かぼちゃには心臓の働きを調整するカリウムが豊富に含まれています。そのため鮭とかぼちゃを一緒に取ると、血栓が予防されて心臓の働きがスムーズになり、心筋梗塞予防が期待できる食べ合わせになります。かぼちゃのβ―カロテンが脂質の体内酸化予防に働きます。

鮭・チーズ・じゃがいものトマトカップ

鮭・チーズ・じゃがいものトマトカップ

鮭・チーズ・じゃがいもは、EPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が血液の粘りを和らげ、カルシウムが血栓を防止し、カリウムが心臓の働きを調整するため、心筋梗塞の予防に優れた食べ合わせになります。トマトに豊富に含まれるカリウムが心臓の働きの調整にさらに働き、さらに悪玉コレステロールの増加を抑えます。