アボガド
- 10~3月
クスノキ科の果物で、原産は熱帯アメリカ。濃厚な味のため「森のバター」と呼ばれ、とくにアメリカではスタミナ食として人気があります。数千年にさかのぼる歴史を持ち、果皮は緑、紫、褐色など多様で、形も洋梨型、なす型、卵型、球型と様々です。凸凹した表皮がワニ皮に似ていることから別名ワニナシとも呼ばれる、満腹感のある果物です。
新しい年を迎える1月は、ごちそうで胃腸が疲れやすい時でもあります。外気は下がり、室内で過ごすことが多くなりがちで、運動不足も手伝い体に脂肪がたまりやすくなります。苦みのある野菜を取ることで体内を浄化し、高たんぱくで低脂肪の食材を上手に取り、体力を保ち免疫力の強化に努めましょう。鶏肉やエビなど、体を温めエネルギーを補う食材は冬の食卓に有効です。
1月に紹介する食材は7品目。殻やミソにも高い薬効を持つエビやカニがますますうまみを増す時期であり、ほのかな苦みを持った菜の花も登場します。鉄分の多いアサリも栄養価やうまみが増してきます。
クスノキ科の果物で、原産は熱帯アメリカ。濃厚な味のため「森のバター」と呼ばれ、とくにアメリカではスタミナ食として人気があります。数千年にさかのぼる歴史を持ち、果皮は緑、紫、褐色など多様で、形も洋梨型、なす型、卵型、球型と様々です。凸凹した表皮がワニ皮に似ていることから別名ワニナシとも呼ばれる、満腹感のある果物です。
キク科の一年生、二年生で、原産はヨーロッパと推測され、古くからサラダ用に栽培されていたといわれています。日本ではすでに平安時代に食用され、「ちしゃ」という和名は、切ると白い乳液を出すため「乳草」から「ちさ」に転じ命名されたといわれています。鎮静、催眠効果があり、イギリスの絵本「ピーターラビット」でレタスを食べたウサギが眠ってしまう話は有名です。
日本各地の淡水の混じる河口や砂泥質の浅海に生息しています。昔から滋養によいとされ、シジミやハマグリと一緒に好まれ食されてきた貝です。一年中出回っていますが、冬から春が旬です。夏場のアサリは産卵期に入り、生殖巣に毒を持つことがあるので注意。B1を破壊するアノイリナーゼを含んでいますが、加熱で失われるので生食をしなければ心配ありません。
平たい体で目は片側により、目のある部分を上にして砂泥底で生息します。種類が多く世界中で約100種、日本近海は生活環境が適していることから20種位が生息しています。味が淡白で消化がよく、産卵期の子持ちカレイが美味。姿の似ているヒラメと区別する時には「左ヒラメの右カレイ」といわれています。京都では雛祭りにカレイを食べる風習が残っています。
海で取れる海産と淡水で取れる淡水産の両方があり、日本近海には約1000種が生息しているといわれています。食用とされるのはタラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、花咲きガニ、沢ガニなど。『古事記』には応神天皇がカニに呼びかける歌が記されています。漢方では「補陰作用」といって老化を防ぎ筋肉や骨を丈夫にする働きがあるといわれています。
種類が多く、世界には約3000種生息し、日本産は約700種といわれ、日本は世界一のエビ消費国です。遊泳類と歩行類に大別され、遊泳類はクルマエビ類やコエビ類など、歩行類はイセエビ類やザリガニ類などがいます。ひげが長く腰を曲げて進む姿を長寿のお年寄りになぞらえお祝い事には欠かせない縁起ものの食材です。殻やミソ、卵にも優れた薬効があります。