旬の時期
  • 9~10月

北アメリカやヨーロッパ、アジアなどが原産で、世界には約12種類ありますが、栽培されているのは日本栗、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗の4種類。日本栗の原産は日本で、原生種はシバグリ。秋に完熟し、イガの中に1~3個の実が現れます。

いちじく

旬の時期
  • 9~10月

クワ科の落葉高木で、原産は小アジアやアラビア南部。日本には1630年前後に中国から長崎に渡来したと伝えられています。花が人目に触れないままに実を結ぶため、「無花果」の字が当てられ、一カ月で熟すことから「一熟=いちじく」と呼ばれるようになったといわれています。糖質を豊富に含むことから「知恵の木」と呼ばれ、アダムとイブが食べたのはりんごではなくいちじくだという説もあります。

なし

旬の時期
  • 8~10月

バラ科ナシ属の落葉高木で、日本梨、中国梨、西洋梨の種類があります。発祥は中国との説が有力ですが、現在の日本梨の多くは、日本に古くから自生していた「ニホンヤマナシ」を改良したものといわれています。日本梨は赤梨と青梨に分類され、赤梨の代表は「長十郎」、青梨の代表は「二十世紀」。梨は「無し=なし」に通じることから、「有の実=ありのみ」とも呼ばれていました。

ぶどう

旬の時期
  • 9~10月

ヨーロッパ種とアメリカ種に大別され、世界で最も生産量の多い果物です。世界の大半ではワインとして利用しますが、日本では生食が主。古くから栽培されていた歴史を持ち、5000種以上の品種が存在するといわれています。

旬の時期
  • 10~11月

太古の昔から存在し、北海道と沖縄を除く全国で栽培されている柿は、砂糖のない時代には貴重な甘みとして珍重されていました。甘柿と渋柿に大別され、品種は約1000種類。「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれるように免疫力を強化する果物ですが、消化がよくないので胃腸の弱っている時の多食は避けましょう。葉はビタミンCが豊富です。

にんじん

旬の時期
  • 9~11月

2000年以上の栽培歴史を持ち、日本には16世紀に渡来、以降品種改良が重ねられてきた野菜です。元来にんじんとは薬用の朝鮮にんじんの名称でしたが、根の形が似ていることから渡来当初この名称で呼ばれ、そのままこの名称が定着しました。原産地は中央アジア、アフガニスタンのヒンズークシ山脈とヒマラヤ山脈の合流地山麓といわれています。

大根

旬の時期
  • 10~3月

奈良時代に中国から渡来。『日本書紀』では「於朋花(おほね)」と記されています。春の七草では「すずしろ」と呼ばれ、古くから食べられていた野菜です。原産地はヨーロッパ地中海沿岸から中央アジアといわれ、品種は紅色、紫、茶、褐色、黒、灰色と多様です。栽培が盛んになった江戸時代には加工も進み、飢饉対策食料として奨励された野菜です。

じゃがいも

旬の時期
  • 5~6月 (春いも)
  • 10~11月 (秋いも)

カリウムの王様と呼ばれ、原産地は南アメリカのアンデス系産地。1598年(慶長3)、ジャガタラ(現ジャカルタ)港から長崎に伝えられ、栽培が容易で寒冷な気候にも適していたため、現在では北海道が国内全生産量の約50%を占めています。フランスでは「大地のりんご」と呼ばれ、水分が多いにもかかわらず寒さに強いので貯蔵に向いています。
左)男爵、右)メークイン

かぶ

旬の時期
  • 4~6月
  • 10~12月

春の七草ではすずなと呼ばれ、根、葉ともに栄養価が高く、大阪の天王寺かぶ、京都の聖護院かぶなど全国で約80種の品種があります。春ものもありますが、暑さに弱いので冬場のものが美味。地中海沿岸のヨーロッパ原産説とアフガニスタン原産説に分かれますが、日本では1300年頃から栽培が始まったといわれて、『日本書紀』にも記述されています。

サンマ

旬の時期
  • 9~11月

江戸時代に「サンマが出るとあんまが引っ込む」といわれた栄養価に優れた大衆魚。秋に産卵のために寒流に乗ってやってくるものが、たんぱく質も脂質も豊富で、とくに10月のサンマは脂質が一番豊富です。デリケートな魚で驚くと仲間同士でぶつかり合ったり、海面上に飛び上がったりします。細い姿から「狭真名」が転じてサンマと呼ばれるようになったといわれています。