サンマ

pacific-saury

解説

江戸時代に「サンマが出るとあんまが引っ込む」といわれた栄養価に優れた大衆魚。秋に産卵のために寒流に乗ってやってくるものが、たんぱく質も脂質も豊富で、とくに10月のサンマは脂質が一番豊富です。デリケートな魚で驚くと仲間同士でぶつかり合ったり、海面上に飛び上がったりします。細い姿から「狭真名」が転じてサンマと呼ばれるようになったといわれています。

成分

EPAとDHAの脂質が豊富。ビタミンDやビタミンB12が他の魚よりも多い。カルシウムやタウリン、カリウムも含まれている。

調理ポイント

栄養素は脂質に多く含まれているので、焼き過ぎないように注意。煮物や炊き込みごはんにすると栄養素を無駄なく取り入れることができる。
豊富な脂質の酸化を防ぐために、ビタミンEを一緒に取るとよい。
塩焼きには大根おろしを添えるとよい。大根に含まれるアミラーゼが焼き魚のコゲの部分に含まれる発がん物質トリプーP1を分解してくれる。

レシピ