ごぼう

burdock

解説

原産地はユーラシア大陸で、中国から薬草として平安時代に渡来し、以降、改良が重ねられてきた野菜です。食用としているのは日本だけともいわれ、中国では主として漢方薬に使われています。代表料理「きんぴらごぼう」は、江戸初期に流行した金平浄瑠璃の主人公「金平」に因んで名付けられました。古くヨーロッパでは煮だし汁を洗顔に使用した歴史があります。

成分

食物センイが多い(セルロース、ヘミセルロース、リグニンなど)。炭水化物のイヌリンを含有。カリウムも多く含んでおり、アルギニンも含まれている。

調理ポイント

うまみは皮の部分にあるので、皮はむかずに庖丁の背でこそげ取るか、タワシでこする程度にするとよい。
リグニンは切り口から出る。切り口が広いほど多く発生するので、ささがきなど面積の広い切り方がよい。リグニンは時間が経つと増えるので、切ってからしばらくおくとよい。目安は10~15分位。
ポリフェノール物質の働きで色が黒くなるので、切ったらすぐに水に放す。

レシピ