バナナ

banana

解説

原産地はマレー半島で、紀元前5千年以上前から栽培されてといわれる歴史の古い果物です。日本には台湾を経て20世紀初期に伝来しました。果実用と料理用に大別され、料理用はでんぷんを多量に含み、熱帯地方では主食とされています。生産量はぶどう、柑橘類に次ぐ第3位。日本では沖縄や小笠原などで少量栽培されていますが、ほとんどは輸入しています。

成分

糖質が多く、カロリーが高い。ビタミンA、B1、B2、Cなどのビタミン類やカリウム、マグネシウムなどのミネラル類を含有。食物センイのペクチンを含んでいる。粘液多糖類のヌメリがありポリフェノール、セロトニンも含有。レッドバナナはカロテンが多い。バナナの糖質は完熟すると果糖やブドウ糖に変わり、オリゴ糖も含んでいる。

調理ポイント

切り口は空気にふれると酵素の力で変色するので、レモン汁をかけておく。
加熱しすぎるとやわらかくなりすぎるので注意する。
栄養補給として食べる時は、完熟させてから食べるとよい。果糖やブドウ糖が豊富。
バナナには熱を冷ます働きがあるので、胃腸が弱く冷え性の人は、フリッターなどにして加熱して食べるとよい。
低温に弱いので、常温で保存するとよい。冷蔵庫に入れると皮が黒ずんでしまう。

レシピ