にら

chinese-chive

解説

ユリ科の多年草で、一般には東アジアが原産といわれていますが、日本原産という説もあります。古くから栽培されていた野菜で、『古事記』では「加美良(かみら)」、『万葉集』では「久々美良(くくみら)」と呼ばれていました。ひとつの株から何度でも収穫できることから、にんにくに次ぐスタミナ野菜とされ、別名「起陽草」とも呼ばれています。

成分

カロテン、ビタミンB1、B2、C、Eなどのビタミン類や、鉄分、カリウム、カルシウムなどのミネラル類を豊富に含有。セレンが含まれている。特有なニオイは硫化アリル。

調理ポイント

油を使った料理だとカロテンの吸収率がアップする。
硫化アリルはビタミンB1の吸収を高め効力を持続させるので、B1の多い豚肉やレバーなどと炒め物にするとよい。
硫化アリルは揮発性で水溶性。調理する時は水につけすぎず、加熱時間も短くすると薬効を生かせる。
ビタミンEと一緒に取ると、セレンの働きが高まる。
さっと熱湯に通すと、甘みが増す。

レシピ