生クリーム

fresh-cream

解説

クリームとは搾乳した乳をそのままにして置くとできる濃い脂肪のことで、生乳は静置されている間に脂肪球が徐々に浮上して、表面にトロリとした濃い層をつくります。添加物が一切加えられていないため、味は乳脂肪に含まれる成分によって決まります。クリームの色味は乳脂肪中に溶け込んだカロテン色素の量で色に左右され、青草をたくさん食べた牛の生乳から取れるクリームは黄色味が強く、干草や配合飼料が多いと白っぽくなるといわれています。一般にいわれる生クリームは俗称です。

成分

三大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質を含み、脂質の主成分は飽和脂肪酸でエネルギーが高い。ビタミンAやカルシウム含有が多く、カルシウムは牛乳同様に体に吸収されやすい。ビタミンAもカルシウムも乳脂肪の割合が高いほど多い。

調理ポイント

コーヒーや紅茶などに入れるとコクが出る。
シチューやカレーなどの仕上げに入れると、味がまろやかになる。
泡立てたクリームは冷凍保存ができる。ラップなどにしっかり包んで冷凍するとよい。液状のままでは冷凍ができないので注意する。
他のにおいを吸収しやすいので、しっかりと封をする。

レシピ