グレープフルーツ

grapefruit

解説

原産地は西インド諸島のバルバドス島で、果実が数個、ぶどうの房のようにまとまって実ることからこの名がつけられました。アメリカフロリダが主生産地で、オレンジ、レモンに次いで生産量の多い柑橘類で、別名アメリカンフルーツと呼ばれるほどアメリカ人が好む果物です。日本では輸入が自由化された1971年以降から庶民の果物として親しまれるようになりました。

成分

ビタミンCが多い。苦みや酸味成分はナリンギンやクエン酸。食物センイのペクチン、カリウム、フラノボイドを含んでいる。果肉の赤い色素はカロテンの一種のリコピン。

調理ポイント

ペクチンは袋の部分に多く含まれているので、袋も食べるとよい。
ビタミンは時間とともに減少していくので、ジュースは絞ったらすぐに飲むとよい。
皮部分にはペクチンが多いのでジャムなどで利用するとよい。ただし、表面にはワックスなどの処理がされているので、熱湯で洗うか、湯でこぼしてから使うとよい。
●薬との併用に注意!
降圧剤として使用されるカルシウム拮抗剤と併用すると、血圧が下がり過ぎて、めまいや頭痛などを起こすことがあり、また、睡眠剤として使用されるトリアゾラムと併用すると催眠効果が増強するといわれています。これらの影響は同時服用だけではなく、少なくとも薬剤服用の10時間前から2時間後の間で持続することが確認されています。注意しましょう。

レシピ