ハムとチーズにはアミノ酸バランスに優れた動物性のたんぱく質が豊富に含まれています。チーズに含まれるメチオニンがアルコールから肝臓を守り、ハムとチーズに含まれるビタミンB1がアルコールの分解を促進し、肝臓の負担軽減に働きます。
鶏肉のたんぱく質には、肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝の予防に有効なメチオニンが多く含まれています。メチオニンは必須アミノ酸のひとつで、アレルギーを引き起こすヒスタミンの血中濃度を下げる働きも持っています。豊富に含まれるビタミンAが粘膜強化に働き、抗酸化力の高いハーブがプラスされることで、免疫力強化が期待できます。
カンパリは数種類のハーブなどで作られ、強い苦み・鮮やかな赤い色・柑橘系の香りを持つリキュールです。1920年代のアメリカでは薬として用いられていたといわれ、ビールと一緒に飲むと、胃腸の働きが整えられ、食欲増進に働きます。
ビールとジンジャーエールのカクテルは、イギリスのパブで古くから愛飲されている「シャンディ・ガブ」と呼ばれるビアカクテルです。ジンジャーエールはしょうがエキスで風味をつけたノンアルコールの清涼飲料水で、ビールと一緒に取ると、利尿作用や食欲増進効果に有効です。
ビールに卵黄を加えた栄養価の高いカクテルで、日本の卵酒と同様に風邪の時におススメの飲み物です。黒ビールは一般に高温で乾燥させて褐色になった大麦麦芽を使用して作られ、特有の芳醇な甘みを持っています。ビタミンB群やミネラルを豊富に含むビールと、健脳効果の高い卵黄は滋養に優れ体力強化に有効です。
ビールとトマトジュース半々で作るカクテルは、「レッド・アイ」と呼ばれ、迎え酒としても知られるポピュラーなカクテルです。ビールに豊富に含まれるビタミンB2が美肌に働き、トマトのリコピンが抗がん作用に働きます。レッド・アイは抗酸化力の高いカクテルです。
クランベリーはツツジ科スノキ属のフルーツで、高いファイトケミカルから積極的に取るべき食品とされ、特に尿感染症への効能が期待されています。高い抗酸化力を持つポリフェノールとビタミン類を含み、カリウムや殺菌作用の高い白ワインと一緒に取ると、細胞の酸化予防効果がさらに高まるカクテルになります。
豊富なカリウム含有と殺菌力に優れた白ワインに、ブルーベリーのアントシアニンがプラスされたカクテルです。ブルーベリーのアントシアニン色素のロドプシンが視力の低下を防いで目の機能を高め、豊富な食物繊維がコレステロールの増加を抑えます。血圧安定にも有効なカクテルです。
抗酸化作用は赤ワインの方が高いのですが、白ワインの効能としては高いカリウム含有と殺菌力が挙げられます。白ワインとパイナップルを一緒に取ると、パイナップルのビタミンB群や酸味が胃腸の働きを高めて糖質や脂肪の代謝を高め、カリウムが血圧安定に働くカクテルになります。
