カテゴリー: 万葉ハーブ
万葉ハーブとはハーブとは一般に香草や薬草の総称として使われ、古くから世界各地でその花や葉、茎などが体や心を癒すものとして利用されてきました。 ハーブにはエネルギー源となる三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)はほとんど含まれていませんが、ビタミンやミネラル、食物繊維といった体の生理機能を正常に保つのに欠かせない栄養成分が豊富に含まれています。それ故にハーブは古代より食べ物として、あるいは心を癒すものとして、あるいは薬として世界中で利用されてきました。 そして今、ハーブには第7の栄養素と位置づけられる「ファイト・ケミカル=植物の抗酸化力(※)」が豊富に含まれていることが、昨今の研究で次々と明らかにされてきています。 世界にはその国ごとにたくさんのハーブが存在しています。ここでは、世界一の長寿を誇る先人たちが万葉の昔から食べ続けてきたハーブ(香草や薬草)を紹介しましょう。日本の風土で命をつないできたハーブには、この地で生きる私たちの自然治癒力を高め、免疫力を強化してくれるさまざまな薬効が含まれています。
※ファイト・ケミカル:ファイトはギリシャ語で「植物」の意味。体の免疫機能を調整して病気を予防することが解明されている成分で、その9割は野菜や果物に含有され、色、香り、辛み、苦みなどの成分に含まれています。その種類は1万数千種ともいわれ、現在判明されている成分は約1500種類ほど。代表的なものとしてアントシアニン・イソフラボン・カテキンなどのポリフェノール、β‐カロテンやリコピンなどのカロチノイド、アリシンやβ‐グルカンなどがあります。