マーミナ・チャンプル

マーミナ・チャンプル

沖縄県の代表的な郷土料理が「チャンプル」です。チャンプルは「いり豆腐」、マーミナは「もやし」。沖縄県で一番ポピュラーなチャンプルが、このもやしを使ったマーミナ・チャンプルです。豆腐ともやしを炒めるだけのシンプルな料理ですが、豆腐ともやしから水分が出ないよう、強火で短時間で炒めるのが極意です。沖縄の豆腐は炒めても煮崩れしない島豆腐ですが、普通の豆腐で作るときには水切りをしっかりするのがコツです。ゴーヤで作ると「ゴーヤ・チャンプル」、キャベツで作ると「タマナー・チャンプル」などと呼ばれています。

トロロ飯

トロロ飯

麦飯に山の芋のすりおろしをかけたトロロ飯は、広重の「東海道五十三次」や、芭蕉の句などにも登場する東海道丸子宿の郷土料理です。粘りの強い山の芋をのばすだし汁は、熱すぎると山の芋の消化酵素の働きが弱まり、低すぎる酵素が働かず粘りが出にくいので、温度に気をつけることが大切です。40~50℃がベスト。消化酵素は細胞をできるだけ細かくすると働きがよくなるので、トロロはしっかりすりおろします。

おすわい

おすわい

大根やにんじんの細切りを甘酢で馴染ませて作る「おすわい」は富山県の郷土料理です。「お酢和え」が語源といわれ、慶事や精進料理には必ずといってよいほど登場します。大根とにんじんをベースに、魚介・旬の野菜・旬の果物などのさまざまな食材が、家庭によってバリエーション豊かに使われるため、お袋の味と呼ばれています。日持ちの良いことからお正月には欠かせない保存食です。

おくずかけ

おくずかけ

おくずかけは、お盆やお彼岸、特に仙台七夕祭りに欠かせない宮城県の郷土料理です。季節により中身の野菜はいろいろ変わり、またうどんやそうめんを入れることもあり、日常生活でもよく作られます。中国の普茶料理の献立のひとつである「雲片(ウンペン)」が由来の料理だといわれています。

湯だいこん

湯だいこん

地元では「湯でいご」と呼ぶお惣菜の代表料理で、豆腐をすりこんだ味噌だれを煮た大根にたっぷりかけて食します。茹でた大根に味噌をかける「風呂吹き大根」に豆腐をよくすり混ぜた珍しい料理です。

豆腐のクリームコーンあんかけ

豆腐のクリームコーンあんかけ

豆腐は原料の大豆と同様の薬効を持ち、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病に欠かせない食品です。消化に優れた良質なたんぱく質を持ち、特に絹ごし豆腐にはカリウムやビタミンB1が豊富に含まれています。しいたけのレンチシンが血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を体外に排出し、動脈硬化や高血圧の予防効果をさらに高めます。

揚げサバ団子の枝豆入り野菜あんがけ

揚げサバ団子の枝豆入り野菜あんがけ

サバは体力を強化する栄養魚として古くから食べられてきた青魚です。豊富に含まれる多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)は動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防に優れ、ナイアシンやタウリンがコレステロール低下に働きます。にんじん・ごぼう・枝豆の食物繊維と一緒に食べ合わせると、血管壁のコレステロール沈着が予防され、動脈硬化や脂質異常の予防に有効に働きます。

おからの根菜汁コチュジャン添え

おからの根菜汁コチュジャン添え

おからは「豆乳を搾り取った残りかす」ですが、栄養成分は豆腐に近く、食物繊維・カルシウム・カリウム・鉄分などは豆腐よりも多く含んでいます。食物繊維が豊富な根菜類と一緒に取ると、血液中の脂質濃度が下がり、脂質異常の予防に有効に働きます。腸内が整えられることで便秘が解消され、糖尿病の予防も期待できる一品です。ヘルシーなダイエット食としてもおススメです。

きのこと豆のマリネ

きのこと豆のマリネ

きのこと豆類で作るマリネは、食物繊維が豊富に取れる一品です。ビタミンやミネラルも豊富に含まれており、コレステロール低下や体調維持に働きます。大豆に含まれるたんぱく質にはコレステロールを下げる働きがあり、オリーブ油の一価不飽和脂肪酸がその働きをさらに高めます。トマトの抗酸化力がLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化変性を予防し、動脈硬化や心臓病の予防にも有効。糖尿病予防も期待できます。

ヒジキ・小豆・れんこんの煮物

ヒジキ・小豆・れんこんの煮物

ヒジキ・小豆・れんこんは、豊富に含まれる食物繊維がコレステロール吸収を妨げるため、血液中の脂質濃度低下に有効な食べ合わせです。小豆のビタミンB1は糖質を分解し中性脂肪低下に働き、サポニンは血液中の脂肪を洗い流して血流をスムーズにします。糖尿病や疲労回復も期待できます。