トロロ飯

消化吸収がよく、疲労回復に効く
トロロ飯
30
392
1.4
1人分

材料

(4人分)
山の芋120g
だし汁約2カップ
しょう油大さじ2
みりん大さじ1
2カップ
米の20%
青海苔適量

効能

疲労回復、糖尿病

作り方

① 米と麦を研ぎ、分量の水加減で炊く。
② だし汁にしょう油とみりんを加え、吸い物よりも少し濃い目に味をつけ、40℃くらいに温める。
③ 山の芋は皮をむき、すり鉢ですりおろし、さらにすりこ木でよくする。
④ ③に②を少しずつ加え、すりこ木ですりながらなめらかにのばす。
⑤ どんぶりに麦飯を盛り、トロロ汁をかけて青海苔を散らす。

解説

麦飯に山の芋のすりおろしをかけたトロロ飯は、広重の「東海道五十三次」や、芭蕉の句などにも登場する東海道丸子宿の郷土料理です。粘りの強い山の芋をのばすだし汁は、熱すぎると山の芋の消化酵素の働きが弱まり、低すぎる酵素が働かず粘りが出にくいので、温度に気をつけることが大切です。40~50℃がベスト。消化酵素は細胞をできるだけ細かくすると働きがよくなるので、トロロはしっかりすりおろします。

コメント

山の芋は古くから滋養強壮に優れた食べ物とされ、別名「山ウナギ」とも呼ばれています。でんぷんを分解する消化酵素のアミラーゼを豊富に含んでいるため、食べ過ぎても胃腸への負担がなく、また、胃腸の弱い人でも消化がよいので安心して食べることができます。ビタミンB群を豊富に含む大麦と一緒に取ると、消化吸収に優れた疲労回復食として最適。糖尿病の常食としてもおススメです。
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