おくずかけ

栄養バランスに優れ、免疫力を高める
おくずかけ
30
203
2.4
1人分

材料

(4人分)
油揚げ1枚
凍り豆腐1枚
しいたけ4個
じゃがいも2個
にんじん1/3本
れんこん5cm
ごぼう20cm
白滝80g
ごま油大さじ1
だし汁3カップ
ふたつまみ
しょう油大さじ3
水溶き片栗粉適量
茹でたさやいんげん適量

効能

糖尿病、生活習慣病、免疫力、便秘

作り方

①油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、短冊切りにする。
②凍り豆腐はぬるま湯で戻し、短冊切りにする。
③しいたけは石づきを取り、細切りにする。
④じゃがいもは皮をむき、乱切りにする。
⑤にんじん、れんこんは薄切りにする。
⑥ごぼうは皮をこそげ、斜め切りかささがきにして水に放し、水気をきる。
⑦白滝は熱湯で茹で、ざく切りにする。
⑧鍋にごま油を熱し、①~⑦の具を炒め、だし汁を注ぎ入れる。
⑨塩としょう油でやや濃い目に味をつけ、水溶き片栗粉でトロミをつける。
⑩器に盛り、茹でたさやいんげんを飾る。

解説

おくずかけは、お盆やお彼岸、特に仙台七夕祭りに欠かせない宮城県の郷土料理です。季節により中身の野菜はいろいろ変わり、またうどんやそうめんを入れることもあり、日常生活でもよく作られます。中国の普茶料理の献立のひとつである「雲片(ウンペン)」が由来の料理だといわれています。

コメント

大豆食品と野菜がたっぷり取れる栄養バランスのよい料理です。豊富なビタミンやミネラルが、体内の機能を整えて免疫力を高め、生活習慣病の予防に有効に働きます。水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく取れ、腸内をキレイにすると同時に血中コレステロールを下げて糖の代謝正常化に働きます。

●「凍り豆腐」
豆腐を凍らせた後に乾燥させたもので、地域によっては「高野豆腐」「凍み豆腐」「こごり豆腐」などと呼ばれています。もともとは生豆腐を冬の厳寒期に凍らせ、日中に天日乾燥して作られていましたが、今ではほとんどが機械製造で、大量生産されています。主成分はたんぱく質(約50%)、脂質(約33%)とエネルギー源が高く、原材料の大豆同様、たんぱく質はアミノ酸バランスに優れて消化がよく、脂質はコレステロール低下に働く不飽和脂肪酸のリノール酸やオレイン酸です。骨を強化し精神安定に働くカルシウム、増血作用のある鉄分などのミネラルを豊富に含み、胃腸の弱い人や病後の栄養補給に最適な食材です。豆腐よりも輸送、貯蔵に優れている保存食品です。

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