ヨーグルトの日

明治乳業が制定した記念日で、5月15日はヨーグルトの功労者であるロシアの学者イリア・イリノイッチ・メチニコフの誕生日です。19世紀末にブルガリアを旅行した彼は特定の地域に長寿者が多いことに注目し、伝統食のヨーグルトが長寿と深い関係を持っていることを紹介。これを機にヨーロッパを中心にヨーグルトの効能が全世界に広まりました。イリア・イリノイッチ・メチニコフは免疫系の先駆的研究者で、1908年、ノーベル生理・医学賞を受賞しています。

ザジキ(ヨーグルトときゅうりのディップ)

ザジキ(ヨーグルトときゅうりのディップ)
ザジキはヨーグルトときゅうりで作るギリシャ料理で、もっともポピュラーなディップソースです。ヨーグルトのビフィズス菌は常食することで便秘や下痢に有効に働き、体の免疫機能を高める働きにも優れています。きゅうりの水分は絞らずにふき取ると、シャキシャキ感が楽しめます。パンに付けたり、肉・魚・野菜料理の付け合わせにもおススメです。

バナナと小豆のパイナップルヨーグルトがけ

バナナと小豆のパイナップルヨーグルトがけ
ヨーグルト・パイナップル・小豆・バナナは、食物繊維たっぷりの便秘解消効果の高い食べ合わせです。ヨーグルトは乳酸菌によってたんぱく質や脂質が分解されているため、牛乳よりも消化吸収に優れ、ビフィズス菌が腸内の腐敗菌の増殖を抑えます。パイナップルのマンガンがヨーグルトのカルシウム吸収を高めて骨の強化に働きます。

はちみつりんご煮ヨーグルトがけ

はちみつりんご煮ヨーグルトがけ
はちみつに含有されるイソマルトオリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、便秘や下痢を予防する働きを持っています。りんごのペクチンとヨーグルトの乳酸菌を一緒に取ることで、腸内の善玉菌ビフィズス菌が増え、発がん物質を失活させる働きが高まります。レーズンを加えて老化防止を高めます。

イワシのヨーグルト漬け

イワシのヨーグルト漬け
イワシは不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでおり、良質なたんぱく質がセロトニン合成に働きます。ビタミンB2を豊富に含むヨーグルトと一緒に取ると、血行不良が改善され、セロトニンの放出を促して片頭痛発生を抑える食べ合わせになります。抗酸化力の高いパプリカや粉山椒をプラスして、活性酸素の毒性を解毒します。腸内の環境が整い、体全体の機能が高まる一品です。

きのこと鮭のヨーグルトシチュー

きのこと鮭のヨーグルトシチュー
鮭に含まれる不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、ヨーグルトの乳酸菌、トマトのナリンゲニンカルコンは、花粉症の症状緩和に優れた効果を発揮する食べ合わせです。花粉症の敵である「冷え」予防にも有効。良質な脂質・乳酸菌・豊富な食物繊維が血中コレステロール値低下や、腸内環境を整え便秘解消に働きます。ダイエット食としてもおススメです。

カレー風味のヨーグルトソース

カレー風味のヨーグルトソース
ヨーグルトは原料の牛乳が持つ栄養成分をそっくり持ち、さらに乳酸菌によってたんぱく質や脂肪が分解されているため、牛乳よりも消化吸収に優れているという利点を持っています。粒マスタード・カレー粉・ブロッコリーと食べ合わせると抗酸化力が高まり、抗がん作用が期待できます。エビ特有の甘みは遊離アミノ酸のグリシンやベタインで、血中コレステロールを低下させる働きを持っています。

シメサバのヨーグルト和え

シメサバのヨーグルト和え
サバには血栓予防に働くEPA(イコサペンタエン酸)が多く含まれています。ヨーグルトと一緒に食べ合わせると、腸内の善玉菌が増加されて免疫バランスが改善されるため、花粉症になりにくい体質を作ることができます。ブロッコリーのβ-カロテンが花粉症の軽減にさらに有効に働きます。