さつまいもの日

さつまいもはその食味から「栗よりうまい十三里」と褒めたたえられてきた根菜類です。江戸から十三里離れた埼玉県川越市のさつまいもが特に美味だったことから、一般にさつまいもは「十三里」と呼ばれていました。収穫期が10月に当たることと、十三里という異名に因み、川越いも友の会が10月13日を記念日として制定しました。飢饉食として江戸時代に青木昆陽によって導入されたさつまいもですが、熱に強いビタミンCを豊富に含んでおり、高い肺がん予防効果が認知されています。

さつまいものミルク煮

さつまいものミルク煮
さつまいも・にんじん・しいたけは、がん予防が期待できる食べ合わせです。さらに食物繊維も豊富なため、便秘の予防や改善に優れた働きを発揮します。さつまいもやにんじんのβ-カロテンは油や加熱することで吸収率が高まるため、より一層の抗がん作用が期待できます。良質で消化のよい牛乳を加えることで、たんぱく質や脂質を補ぎない、栄養バランスを整えます。

さつまいもパスタ

さつまいもパスタ
さつまいものビタミンC含有量は野菜の中ではトップクラス。さらに加熱に強いすぐれものです。エネルギー源となる糖質を豊富に含んでおり、ベーコンのたんぱく質や脂質が加わることで、体力強化に働きます。アスパラガスをプラスしてカロテンや食物繊維を補い、粘膜強化や腸内環境を整えます。にんにくの抗酸化力が細胞の酸化を予防して免疫力強化に働きます。

レーズン入り大学いも

レーズン入り大学いも
さつまいもに含まれるビタミンCは加熱に強い優れもので、含有量はいも類の中ではトップクラス。皮の橙色はカロテンで、加熱すると吸収率が高まります。さつまいものカロテンとクランベリーの赤い色素プロアントシアニジンの高い抗酸化力が、細胞の酸化を予防し、豊富な食物繊維が便秘予防に働きます。さつまいもはじっくり加熱すると甘みが増します。

小豆とさつまいものオムレツ

小豆とさつまいものオムレツ
小豆とさつまいもは、糖質・たんぱく質・ビタミン・カリウム・食物繊維などが豊富に取れる食べ合わせです。卵の良質なたんぱく質と脂質が加わることで、栄養バランスが満点になります。アミノ酸スコアに優れた卵のたんぱく質が血液や体液を補い、レシチンが脳の活性化に働きます。食物繊維が便秘を解消して胃腸を健やかにし、カリウムが高血圧予防に有効です。

りんごとさつまいもの春巻き揚げ

りんごとさつまいもの春巻き揚げ
りんご・さつまいも・レーズンに含まれる豊富な食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして便秘の予防や解消に働き、コレステロール低下などに有効です。りんごのカリウムは水溶性なので、煮汁がなくなるまでしっかり煮ましょう。さつまいものビタミンCは加熱しても損失量が少ない優れものです。

プルーンとさつまいものワイン煮

プルーンとさつまいものワイン煮
プルーンとさつまいもはともに食物繊維を豊富に含み、腸の働きを整えて便秘を解消し、コレステロール低下に働きます。カリウムも豊富に含まれており、体内の塩分を調整し、高血圧症の予防にも有効です。プルーンの鉄分が貧血予防に働くので、貧血気味の女性にはおススメの一品です。ビタミンやミネラルを豊富に含むプルーンは別名「ミラクル・フルーツ」とも呼ばれています。

さつまいもとパスタのしょう油麹サラダ

さつまいもとパスタのしょう油麹サラダ
江戸時代、青木(あおき)昆(こん)陽(よう)によって飢餓食として日本各地に伝わったさつまいもは、ビタミンCやビタミンE、カリウム、食物繊維などを豊富に含んでいる芋です。さつまいものビタミンCは加熱に強い優れもので、ビタミンEと一緒に細胞の酸化を防いで抗がん作用に働きます。アスパラガスと一緒に取ると、アスパラガスに含まれるアスパラギン酸とグルタチオンの持つ抗酸化作用により、高いがん抑制が期待できる食べ合わせになります。パスタとしょう油麹に含まれるビタミンB群が体力強化や疲労回復に働きます。