ゴーヤの日

1997年(平成9年)、「5=ゴー」「8=ヤ」の語呂合わせから、JA沖縄経済連と沖縄県が制定しました。沖縄特産のゴーヤは5月から出荷量が増えるため、この記念日はゴーヤの季節が到来したことと、全国的にゴーヤを普及することを目的にしています。ゴーヤ特有の苦味成分ククルビタシンやモモルデシンは、生活習慣病に優れた働きを発揮します。

ゴーヤとエビのかき揚げ

ゴーヤとエビのかき揚げ
ゴーヤはビタミンCやカリウムを豊富に含む利尿作用の高い南国野菜です。エビは高たんぱくで低脂肪、甘み成分に含まれるベタインとうま味成分に含まれるタウリンは血中コレステロールを低下させる働きを持っています。ゴーヤとエビを一緒に取ると、栄養バランスが高まり、高血圧の予防に有効な食べ合わせになります。ゴーヤ特有の苦みは加熱することでやわらぐので、苦みが苦手な方におススメです。

ゴーヤの梅肉和え

ゴーヤの梅肉和え
ゴーヤはビタミンCが豊富な野菜です。有機酸を豊富に含んだ梅干しと一緒に取ると、食欲が増進され、疲労や風邪予防に有効な食べ合わせになります。ゴーヤ特有の苦みはモモルデシンやククルビタシンで、モモルデシンには血糖値を下げる働きがあり、ククルビタシンは抗酸化力を持っています。

ゴーヤとロースハムの天ぷら

ゴーヤとロースハムの天ぷら
小麦粉と卵の衣をつけて油で揚げる天ぷらは、脂質とたんぱく質が取れるエネルギーレシピです。気力を増す働きを持つ小麦粉と完全食といわれる卵に、ビタミンAが豊富なゴーヤとロースハムをフラスすると、免疫力が高まり細胞の酸化が予防される食べ合わせになります。ゴーヤ特有の苦みであるククルビタシンが抗がん作用に働きます。

キムチとゴーヤのピカタ

キムチとゴーヤのピカタ
唐辛子・にんにく・しょうが・にらなどを組み合わせて作るキムチは、抗菌性や血栓予防、疲労回復効果などに優れた発酵食品です。豚肉と一緒に食べ合わせると、豚肉のビタミンB1の吸収が高まり、疲労回復に効果を発揮します。ゴーヤの持つククルビタシンには抗がん作用があり、キムチやにんにくの働きと一緒に生活習慣病の予防に有効に働きます。

マーミナ・チャンプル

マーミナ・チャンプル
沖縄県の代表的な郷土料理が「チャンプル」です。チャンプルは「いり豆腐」、マーミナは「もやし」。沖縄県で一番ポピュラーなチャンプルが、このもやしを使ったマーミナ・チャンプルです。豆腐ともやしを炒めるだけのシンプルな料理ですが、豆腐ともやしから水分が出ないよう、強火で短時間で炒めるのが極意です。沖縄の豆腐は炒めても煮崩れしない島豆腐ですが、普通の豆腐で作るときには水切りをしっかりするのがコツです。ゴーヤで作ると「ゴーヤ・チャンプル」、キャベツで作ると「タマナー・チャンプル」などと呼ばれています。