くずこ
解説
マメ科つる性多年草のクズの根から取れる良質なでんぷんです。夏の終わりに紅紫色の花をつける生命力の強い野草で、広く山野に自生し、秋の七草に数えられています。根から取れるくず粉でくず餅がつくられ、根の乾燥したものは「葛根(かっこん)」と呼ばれ、漢方で重宝されています。消化のよいくず湯は、昔から民間療法の病人食として用いられてきました。
成分
主成分は炭水化物で、約86%を含有。脂質、たんぱく質は微量。カルシウム、鉄分などのミネラル類を含んでいる。根にダイゼインを含有している。
調理ポイント
魚介類や肉類にくず粉をまぶしつけ、ゆでると、くず粉がかたまって膜となり、口当たりがよくなる。
でんぷんが豊富なので、体力の落ちた時や病気の時にくず湯にして飲むとよい。体が温まり消化もよい。
くず湯の作り方:一人分はくず粉大さじ1に対して熱湯1カップ。好みで砂糖を加える。湯飲みにくず粉と少量の水を入れて水溶きし、砂糖を加える。熱湯を注ぎ入れながら透明になるまでよく練る。おろししょうがや抹茶、コーヒーなどを加えてもよい。
でんぷんが豊富なので、体力の落ちた時や病気の時にくず湯にして飲むとよい。体が温まり消化もよい。
くず湯の作り方:一人分はくず粉大さじ1に対して熱湯1カップ。好みで砂糖を加える。湯飲みにくず粉と少量の水を入れて水溶きし、砂糖を加える。熱湯を注ぎ入れながら透明になるまでよく練る。おろししょうがや抹茶、コーヒーなどを加えてもよい。