きゅうりのサバ蒸し

サバは良質なたんぱく質と脂質を含み、消化吸収に優れた栄養魚として食されてきた魚です。動物性たんぱく質のサバと植物性たんぱく質の豆腐は、アミノ酸スコアに優れ、血や肉を作り体力や免疫力強化に働きます。ホールコーンの過酸化脂質の増加を防ぐ働きが、免疫力をより一層高めます。きゅうりの持つ利尿効果は、生よりも煮た方が高まります。

きゅうりと鶏ササミの甘酢和え

約96%といわれるきゅうりの水分には、高い利尿作用があり、手足のむくみを予防して血圧調整に働きます。苦み成分のククルビタシンには抗がん作用があり、しいたけのレンチナンや青しそのシソニンと一緒に抗がん作用に働きます。高たんぱくで低脂肪な鶏ササミ肉は胃腸の弱った時に向く食材で、含有する不飽和脂肪酸はコレステロールを減らす働きを持っています。

なすと切干し大根の煮付け

なすの皮の紫黒色アントシアン系色素のナスニンや、いんげんに含まれるβ‐カロテンには高い抗酸化力があり、細胞の酸化を防いで免疫力強化に働きます。切り干し大根は大根の保存食で太陽の光を浴びることで糖化されて甘味が増し、冷え性を予防する働きもあります。なす・いんげん・切り干し大根を一緒に取ると、抗酸化力が高まり、細胞の酸化が予防され、体を温める食べ合わせになります。

冬瓜とモズクの甘酢和え

冬瓜に含まれるビタミンCがたっぷり取れ、さらに酢の有機酸の働きで栄養成分の吸収が高められ、血管強化やコレステロール低下などに有効な一品です。モズクの全国生産量の8割は沖縄産といわれ、ヌメリ成分であるフコイダンにがん細胞を消滅させる・病原性大腸菌0-157に効果があると報告されています。

冬瓜と鶏肉のカレー煮

体の余分な熱を冷ます働きを持つ冬瓜と、抗酸化力の高いカレー粉の食べ合わせは、食欲の落ちやすい夏にピッタリの一品です。鶏肉の良質な不飽和脂肪酸やトマトのリコピンなどの抗酸化力が、夏の紫外線から細胞酸化を予防し、免疫力強化に働きます。

冬瓜と凍み豆腐の煮物

冬瓜は96%以上を水分が占める低エネルギー食品です。ビタミンCやカリウム・カルシウムを含み、むくみ予防や高い利尿作用を持っています。良質なたんぱく質を持つ凍み豆腐と一緒に取るとダイエット食として優れ、しいたけのビタミンDが冬瓜や凍み豆腐に含まれるカルシウムの吸収を高め、骨や歯を強化し骨粗鬆症に働きます。

にがうりスープ

にがうりはビタミンCやカリウム・鉄などのミネラルを豊富に含む南国の野菜です。ビタミンB1が豊富な豚肉と硫化アリルを含有するねぎやしょうがは、硫化アリルがビタミンB1の吸収率を高めるため、疲労や倦怠感を取り除く最強の食べ合わせになります。にがうりの苦み成分は胃を刺激して消化液の分泌を促し、食欲増進に働くので、夏バテ防止に効果的です。また、にがうりには血圧を安定させるカリウムも豊富に含まれ、高血圧症気味の人にもおススメです。

にがうりのツナ入り豆腐チャンプルー

にがうりの独特の苦み成分であるククルビタシンやモモルデシチンは活性酵素の生成を抑制する抗酸化物質の一つで、動脈硬化の予防に有効に働きます。ツナと豆腐、卵を組み合わせるチャンプルーは、それぞれの栄養素が補い合う完全食。豆腐は大豆よりも消化吸収に優れており、夏バテ気味で疲れた胃には嬉しい食品です。

古代赤米のモロヘイヤ雑炊

古代赤米はお米のルーツであり、お赤飯の起源ともいわれているお米です。赤い色素は抗酸化力の高いポリフェノールで、カロテンが豊富なモロヘイヤやにんにくと一緒に取ると、血管や粘膜を丈夫にして老化を防止し、がん予防にも優れた効果を発揮する食べ合わせになります。

モロヘイヤとにんじんのコロッケ

モロヘイヤはカロチンの宝庫といわれる緑黄色野菜です。カリウム・カルシウム・鉄などのミネラル類やビタミンC・B2を豊富に含み、にんじんのカロテンと一緒にがん予防に働きます。豊富に含まれる食物繊維は、じゃがいものカリウムと一緒に高血圧予防に働きます。