はと麦
解説
イネ科の一年草で、雑穀の中でもっとも粒の大きいのが特徴です。古くから薬効の高い食材として知られ、楊貴妃も美容食として愛食したと記されています。原産地は中国南部からインドシナ半島といわれ、日本伝来はハッキリしませんが、江戸中期には広く伝わっています。名前の由来は多く収穫できることから「八斗麦」と名付けられたという説もあります。
成分
たんぱく質を多く含み、アミノ酸のバランスもよい。ビタミンB2が多く、含有量は玄米よりも多い。ビタミンB1、カルシウム、鉄分、食物センイを含有している。
調理ポイント
精白したものは、お米と混ぜて炊いて食べるとよい。
穀粒を殻つきのまま煎ったものに水を加えて煮出すと「はと麦茶」となる。
はと麦粉は、湿気やすいので、密閉容器で保存する。梅雨や夏期は冷蔵庫で保存するとよい。
穀粒を殻つきのまま煎ったものに水を加えて煮出すと「はと麦茶」となる。
はと麦粉は、湿気やすいので、密閉容器で保存する。梅雨や夏期は冷蔵庫で保存するとよい。