鮭の日

「鮭」という漢字は魚偏に「圭」と書きます。その「圭」という形が、「圭=十一十一」と書くことに因み、1988年頃、新潟県村上市が記念日として制定しました。また、村上市とは別に、築地市場の北洋物産会も同じ理由からこの日を記念日と制定しています。鮭の美しい赤い色はカロチノイド色素のアスタキサンチンで、体内に吸収されるとビタミンA効果を発揮します。血栓を予防するEPAを豊富に含み、胃腸を温め気力を増進させる働きを持っており、北海道の郷土料理「石狩鍋」は体の芯から温まるため、冷え性の人には特におススメです。

鮭の木の葉焼き

鮭の木の葉焼き
鮭は加熱すると消化機能が増進して気力が増す働きを持っています。胃腸の働きは粉山椒をプラスすることでさらに高まり、そのため体力強化が期待できます。鮭の赤い色はカロチノイド色素のアスタキサンチンで、抗酸化力に優れ、体内に吸収されるとビタミンA効果を発揮して粘膜や皮膚の強化に働きます。しょうが・あさつき・青じそで抗酸化力を高めます。

生鮭の南蛮漬け

生鮭の南蛮漬け
鮭は血小板の凝集を抑える働きのあるEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいるため、血栓予防効果が期待できる魚です。ビタミンAを豊富に含んでいるため病気への抵抗力が高まり、ビタミンEが豊富な植物油で揚げることで、細胞の酸化が抑えられ若さ維持に働きます。にんじん・ねぎ・三つ葉を加えて、ビタミンやミネラル、食物繊維を補います。

かぼちゃと鮭の煮物

かぼちゃと鮭の煮物
かぼちゃと鮭はともに体を温める作用を持っている食材です。かぼちゃのβーカロテンと鮭のビタミンAが鼻や喉の粘膜強化に働くため、風邪予防にも有効です。かぼちゃのβーカロテンは鮭の脂質と一緒に調理することで、体内での吸収率が高まります。

さといもと鮭のハンバーグ

さといもと鮭のハンバーグ
さといもに含まれるコンドロイチンと鮭に含まれるオメガ3脂肪酸を一緒に取ると、関節液の減少を抑えて関節痛の痛みを緩和する食べ合わせになります。抗酸化力の高いオリーブ油がオメガ3脂肪酸の酸化予防に働きます。さといものヌメリ成分には機能性成分がたっぷり含まれますので、ヌメリは落とさないで調理しましょう。

カニと鮭のオイスタースープ

カニと鮭のオイスタースープ
高たんぱくで低脂肪のカニ、良質なたんぱく質と脂質を持つ鮭に抗酸化力の高いしいたけを加えると、免疫力が高まり、滋養強壮に優れた食べ合わせになります。カニのタウリンがコレステロールを下げ、鮭のEPA(イコサペンタエン酸)が血流をよくするため、動脈硬化や血栓予防に有効に働きます。春雨を加えて炭水化物を補います。

サーモンのカルパッチョ

サーモンのカルパッチョ
鮭は良質なたんぱく質とEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。美しい赤色はアスタキサンチンというカロチノイド色素で体内に吸収されるとビタミンAの効果を発揮します。たまねぎと一緒に取ると血管内の脂質が減少し、血液サラサラ効果が高まります。オリーブ油の一価不飽和脂肪酸がコレステロールの低下効能をさらに高め、ゆず酢が血中の中性脂肪の上昇抑制に働きます。

すべりひゆと焼き鮭のおひたし

すべりひゆと焼き鮭のおひたし
鮭は豊富なたんぱく質と良質な脂質を含んでいる魚です。脂質はすべりひゆにも含まれているのと同じω‐3脂肪酸で、特に血小板の凝集を抑えて血を固まりにくくするEPA(イコサペンタエン酸)を豊富に含んでいます。また、鮭にはすべりひゆ同様にビタミンA・ビタミンB1なども豊富に含まれているため、すべりひゆと一緒に取ると、中性脂肪減少や動脈硬化予防、体の生理機能を整えるなどに有効な食べ合わせになります。