マグロの日

1986年(昭和61年)、日本鰹鮪漁業協同組合連合会が記念日として制定しました。この日に制定した理由は、726年(神亀3年)の同日、万葉歌人の山部赤人が鮪漁で栄える明石地方を旅した時に鮪の歌を詠んだという故事に因んでいます。万葉の時代から日本人の食卓に登場していたマグロ。良質のたんぱく質と脂質を持ち、消化もよいため、体力の強化や改善に有効な赤身魚です。

マグロと卵のそば寿司

マグロと卵のそば寿司
マグロ・そば・海苔は、マグロのたんぱく質と脂質、そばの糖質、海苔のビタミンやミネラルが取れる栄養バランスのよい食べ合わせです。マグロのDHA(ドコサヘキサエン酸)と卵のレシチンが脳の活性化に働くため、記憶力や集中力の向上が期待できます。海苔と小松菜のビタミンA/カロテンとCが、肌に潤いを与え、抗がん効果にも有効です。

マグロのチヂミ

マグロのチヂミ
マグロの赤身は低脂肪でたんぱく質の含有量は魚の中ではトップクラス。豊富に含まれる鉄分は、たんぱく質の働きが加わることで吸収率が高められ、貧血や冷え性予防に有効に働きます。小麦粉と白玉粉で糖質を、きくらげやねぎで食物繊維を補うことで、体力が改善され、高血圧や動脈硬化の予防が期待できます。

マグロステーキトマトソースがけ

マグロステーキトマトソースがけ
良質なたんぱく質・ビタミンB1・鉄分・タウリンなどを豊富に含むマグロは滋養に溢れた魚です。抗酸化力の高いトマト・たまねぎ・にんにく・パセリと一緒に食べ合わせると、動脈硬化や高血圧予防に効力を発揮します。

アボカドのマグロどんぶり

アボカドのマグロどんぶり
アボカドの脂質はビタミンEや不飽和脂肪酸のリノレン酸・リノール酸で、マグロの脂質は不飽和脂肪酸のDHAやEPA。ともに良質な脂質で、血液をサラサラにする働きに優れています。さらに、アボカドとマグロには増血作用のある鉄分が多く含まれており、貧血予防が期待できます。高カロリーなアボカドですが、レモン・青じそ・海苔のビタミンCが脂質の分解を助けてくれるため、取り過ぎの心配はありません。

納豆とマグロのエスニック春巻き

納豆とマグロのエスニック春巻き
納豆は牛肉に匹敵する良質なたんぱく質を持ち、カリウム・マグネシウム・カルシウムなどをバランスよく含んだ血圧安定に有効な食べ物です。ワカメに含まれるカリウムやアルギン酸が体内の余分な塩分を体外に排出して高血圧や動脈硬化の予防に働きます。マグロやねぎを加えることで、高血圧の予防効果はさらに高まります。

じしばりとマグロの和え物

じしばりとマグロの和え物
マグロは種類や部位によって栄養価は異なりますが、総じてたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている魚です。赤身には増血作用のある鉄分が多く含まれ、脂質は健脳作用の高い不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)。カロテンや食物繊維、葉緑素を含むじしばりの葉と一緒に取ると、動脈硬化や高血圧の予防に優れた食べ合わせになります。マグロの良質な脂質は生食すると損失なく取り入れることができます。

カジキマグロの青じそペーストがけ

カジキマグロの青じそペーストがけ
しそのα‐リノレン酸とにんにく・松の実の抗酸化力を無駄なく取り入れたしそペーストを使った料理です。カジキマグロの脂質は良質なEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)で、しその持つα‐リノレン酸と一緒に花粉症予防に有効に働きます。しめじのソテーを添えて、食物繊維を補います。