アサリの信田煮

アサリは良質なたんぱく質、貧血予防に欠かせない鉄分やビタミンB12、タウリンなどを含んでいる貝です。タウリンはコレステロール値低下や中性脂肪減少に働き、動脈硬化や脂質異常の予防に効果を発揮します。油揚げやうずらの卵のたんぱく質は鉄分の吸収率を助け、貧血を予防。やまいもはでんぷんを分解する消化酵素を多く含み、胃腸が弱っている時でも負担をかけることがなく食することができ、また、一緒に食べたものの消化を高める働きもあります。

カレイのレタス蒸し巻き

カレイのカルシウムは、カレイが含有するビタミンDにしいたけのビタミンDがプラスされて吸収率が高まり、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症予防に効果を発揮します。カレイのタウリンとレタスのカリウムが高血圧や動脈硬化の予防に働き、クコの実をプラスすることでその効果はさらに高まります。クコの実には抗酸化力の高いカロテンが豊富に含まれています。

カレイの煮付け

カレイの縁側部分(背びれと尾びれのつけ根)に含まれるコラーゲンは、美肌を作るたんぱく質として有名です。コラーゲンは20歳を境に減少していくため、食べ物などで効果的に取ることがシワを予防し美肌作りにつながります。カレイのたんぱく質は良質で消化がよいので、胃腸の弱っている時の栄養源としておススメです。ビタミンB2とタウリンがコレステロール値を低下させ、高血圧や動脈硬化予防に働き、にんじんとごぼうで抗酸化力と食物繊維を補います。

カニの押しずし

脂質が少なく高たんぱくのカニは肥満を気にせずに食すことができる食材です。足の早いカニは食中毒を予防するためにもしょうがと組み合わせると効果的です。カニのタウリンと卵のビタミンAはともに視力の向上に有効で、暗視能力を高めます。卵に足りないビタミンCと食物繊維を海苔が補い、米の炭水化物がプラスされた栄養バランスに優れた一品です。

カニとブロッコリーのポテトサラダ

カニのたんぱく質・じゃがいもの炭水化物・マヨネーズの脂質を一緒に取ると、エネルギーが高まり体力がつく食べ合わせになります。ブロッコリーのβ‐カロテンはマヨネーズの脂質で吸収率が高まり、抗がん作用が高まり皮膚や粘膜を丈夫にします。カニが含有するタウリンは血中コレステロールを下げて動脈硬化を防ぐ働きがあり、ジャガイモのカリウムが体内の塩分を排出するので高血圧の予防に有効です。

エビあんかけかた焼きそば

抗酸化力の高いしいたけとにんじん、たんぱく質の豊富なエビ、炭水化物を含有した焼きそばを一緒に取ると、体力や免疫力が高まる食べ合わせになります。エビのカルシウムはしいたけのビタミンDによって吸収力が高められ、骨粗鬆症や精神安定に有効に働きます。エビは体を温める働きがあり、ねぎなどの香辛料を加えるとその効果が一層高まります。

エビの信田巻き

エビに含まれるうまみ成分のベタインや遊離アミノ酸のタウリンは血中コレステロールを低下させる働きがあり、脂質異常の予防に有効です。油揚げと豆腐はともに大豆が原料で抗酸化力の高いイソフラボンを含有し、レーズンの抗酸化力と一緒に細胞の酸化を防ぎ、老化やがん予防の効果が期待できます。カルシウムも豊富に取れるため、骨や歯を丈夫にして骨粗しょう症の予防にも有効です。

ほうれん草の牛肉巻き

ほうれん草が含有する鉄分・葉酸・マンガンは増血作用が高く、貧血の予防と治療に大きな力を発揮します。牛肉も鉄分を豊富に含んでおり、ほうれん草と牛肉を一緒に取ると貧血や冷え性予防に効果のある食べ合わせになります。ほうれん草のβ‐カロテンは牛肉やナッツの脂質で吸収率が高まり、抗酸化力を発揮して抗がん作用に働きます。カシューナッツやアーモンドに含まれるビタミンEは過酸化脂質の増加を抑える働きを持っています。

白菜と鶏ササミの梅肉和え

カルシウム、カリウム、亜鉛などのミネラル類が豊富な白菜と、消化に優れ体を温める作用の高い鶏肉を一緒に取ると、体内の余分な塩分や水分が排出され、体の生理機能が整う食べ合わせになります。青じそや梅肉は坑酸化力に優れ、細胞を酸化から守ると同時に食欲を増進させる効果もあります。白菜の加熱時間を短くすると、豊富なビタミンCを無駄なく取り入れることができます。

小松菜と鶏手羽先の炒め煮

鶏手羽先はコラーゲンが豊富で、体を温める効果が高く、冬の食卓に貴重な食材です。小松菜に豊富に含まれるカルシウムは鶏手羽先や油揚げの良質なたんぱく質がプラスされることで吸収率が高まり、骨や歯を丈夫にし、骨粗鬆症の予防に有効です。また、緑黄色野菜の小松菜はβ‐カロテン含有が高く、油で炒めると体内での吸収率がグンとアップして高い抗酸化力を発揮し、抗がん作用に働きます。