かんぴょう

kanpyo

解説

かんぴょうはウリ科である夕顔の果肉部分を薄く細長くむいて乾燥させたもので、夕暮れ時に花が開くことからこの名で呼ばれています。有名な「東海道五十三次」で安藤広重が初夏の風物詩として、滋賀県水口の「かんぴょう干し」の風景を描いています。かんぴょうは水口から栃木県に伝わり、現在の全生産量の約9割を栃木県が占めています。同じく夕顔と呼ばれる夜顔は、まったく別のものです。

成分

脂質が少なく、食物センイを豊富に含有。カルシウムも多く、カリウム、リン、鉄などのミネラル類を含んでいる。

調理ポイント

カルシウムが豊富なので、吸収を高めるビタミンDと一緒に取ると効果的。ちらしずしに干ししいたけを入れるのは理にかなった食べ方である。
鉄分の吸収を高めるには、ビタミンCの豊富な食材と食べ合わせるとよい。
使用する時はまず洗い、塩でよくもんでから、色が濁らなくなるまで流水で洗うとよい。

レシピ