海苔と水菜の豚肉フライ

海苔と水菜の豚肉フライ

海苔を食べると夏の暑さをしのげるといわれるのは、海苔に含まれる豊富なビタミンB群の働きによるものです。また、水菜はビタミンCやカロテン、カルシウムやカリウムなどを豊富に含む緑黄色野菜です。海苔・豚肉・水菜を一緒に取ると、豊富なビタミンB1が疲労を回復、カルシウムが骨粗鬆症、食物繊維がコレステロール値低下に働く食べ合わせになります。オリーブ油のオレイン酸がコレステロール値低下をさらに高め、ビタミン類が肌を瑞々しくします。

鶏ササミのレモンはちみつソース

鶏ササミのレモンはちみつソース

はちみつはミツバチが花から集めた蜜のことで、主成分は単糖類の糖分です。単糖類のためビタミンB群の助けがなくてもエネルギー源となるため、疲れを取る即効力に優れ、レモンのクエン酸がプラスされることでさらに即効性が高まります。消化がよく良質のたんぱく質と脂質を持つ鶏肉と食べ合わせると、肌荒れが予防され美肌効果が高まります。

ぼた餅

ぼた餅

春のお彼岸に作るぼた餅は牡丹の花に似せて丸く大きく作られ、秋のお彼岸には萩の花に似せて小ぶりで楕円形に作るため、おはぎと呼ばれています。ぼた餅はこし餡、おはぎはつぶ餡ともいわれる所以は、小豆の収穫期が秋のため、おはぎの時期は皮がやわらかいので皮ごと潰すつぶ餡にし、ぼた餅の時期は皮がかたくなっているためこし餡にするといわれています。皮には食物繊維などが多く含まれているので、栄養価を考えたらつぶ餡にした方が有効です。名称が異なるだけで、材料も作り方も同じ。小豆は疲れやむくみを取る働きに優れています。

金時豆・ブロッコリー・昆布のマリネ

金時豆・ブロッコリー・昆布のマリネ

金時豆はいんげん豆の中で出回る量が最も多い品種です。主成分は糖質とたんぱく質で、ビタミンB1も豊富に含んでいます。ビタミンB1はたまねぎの硫化アリルと一緒に取ることで吸収率が高まり、疲労回復や倦怠感の回復に働きます。ブロッコリーと昆布をプラスすることで、抗酸化力が高まり、がん予防も期待できる食べ合わせになります。

ゴーヤの梅肉和え

ゴーヤの梅肉和え

ゴーヤはビタミンCが豊富な野菜です。有機酸を豊富に含んだ梅干しと一緒に取ると、食欲が増進され、疲労や風邪予防に有効な食べ合わせになります。ゴーヤ特有の苦みはモモルデシンやククルビタシンで、モモルデシンには血糖値を下げる働きがあり、ククルビタシンは抗酸化力を持っています。

柏餅

柏餅

端午の節句に柏餅を食べる習慣は日本独自のものです。柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「子孫繁栄の縁起物」とされ、この柏の葉に包んで作る柏餅は江戸時代に広まりました。盛夏入りを前に小豆あんで作る柏餅は、不足しがちな栄養を補給して疲れを取り去り、胃腸を健やかにして便秘解消や体力を強化する行事食です。柏の葉は特有の香りや抗菌・防腐効果があり古くから食器の代わりとして使用されており、関西圏以南では柏の葉が自生していないなどの理由により、サルトリイバラ(サンキライ)などの葉が使われています。

抹茶入り田舎まんじゅう

抹茶入り田舎まんじゅう

茶葉を粉末にした抹茶は、茶葉の持つ栄養成分を無駄なく取り入れることができ、特有の苦みは砂糖と相性がよいためお菓子をはじめとする様ざまな食品に利用されています。茶葉に含まれる脂溶性ビタミンのAやEは、お茶として飲む時よりも丸ごと摂取できる抹茶の方が無駄なく取り入れることができます。粘膜強化や老化防止の働きに優れています。抹茶・小麦粉・小豆を一緒に取ると、老化防止や体力強化、疲労回復効果が期待できます。

水無月(みなづき)

水無月(みなづき)

水無月とは、ういろうに小豆をのせた和菓子です。白いういろうは氷をイメージしており、氷が貴重品だった昔、氷の代わりに食べることで夏バテを予防し、夏を元気に乗り切れると言い伝えられてきました。白玉粉や上新粉に含まれる豊富な糖質やたんぱく質が消化器系全般を丈夫にして体力を強化し、小豆のビタミンB1が疲れや肩こりの予防に働きます。

ブリの梅カツオ焼き

ブリの梅カツオ焼き

ブリはビタミンB1、B2、D、Eなどのビタミン類を豊富に含み、脂質は不飽和脂肪酸のEPAやDHAです。ブリのビタミンB1は梅干しの有機酸と一緒に胃腸を整え疲労を回復し、DHAは健脳効果の高いカツオ節やごまと一緒に物忘れを防ぎ、記憶力向上に働きます。にんにくの芽含まれるカロテンは油で炒めると吸収率が上がり抗酸化力が高まります。

ほうれん草とクランベリーの落花生和え

ほうれん草とクランベリーの落花生和え

ほうれん草・クランベリー・落花生は、ほうれん草のβ‐カロテンとビタミンC、クランベリーのファイトケミカル(植物の持つ抗酸化力)、落花生の不飽和脂肪酸が組み合わさり、細胞の酸化を予防する食べ合わせになります。豊富な食物繊維がコレステロール低下に働き、落花生の良質な脂質とビタミンB1が疲労感や倦怠感の回復に働きます。ほうれん草のβ‐カロテンは落花生の脂質によって吸収率が高まります。