小豆とさつまいものオムレツ

小豆とさつまいものオムレツ

小豆とさつまいもは、糖質・たんぱく質・ビタミン・カリウム・食物繊維などが豊富に取れる食べ合わせです。卵の良質なたんぱく質と脂質が加わることで、栄養バランスが満点になります。アミノ酸スコアに優れた卵のたんぱく質が血液や体液を補い、レシチンが脳の活性化に働きます。食物繊維が便秘を解消して胃腸を健やかにし、カリウムが高血圧予防に有効です。

年越しそば

年越しそば

新しい歳を迎える大晦日には、良質なたんぱく質や毛細血管を丈夫にするルチンを含んだそばを食べ、不老長寿を祈願します。年越しそばは夜遅く食べるものですが、そばの主成分であるでんぷんは消化吸収に優れているため、胃もたれを起こしません。ビタミンB1やB2も豊富に含まれているため、体力の強化が期待でき、食物繊維が便秘解消に働きます。そばは体を冷やす作用が強いので冷え性の人は食べすぎに注意。でも温めて食べれば問題ありません。薬味のねぎはたっぷり添えてください。ねぎの硫化アリルがそばのビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にしてくれます。

かぼちゃ煮

かぼちゃ煮

かぼちゃはβ-カロテンやビタミンCが豊富な野菜です。現在と違って食糧の乏しかった時代、本格的な寒さの中で風邪を予防し体力を強化するために、保存の効くかぼちゃは貴重品でした。β-カロテンは活性酸素を除去する働きに優れており、ビタミンCと一緒にがんや生活習慣病の予防に有効に働きます。豊富な食物繊維がコレステロール除去や便秘を予防し、体を温めて胃腸を丈夫にする作用があるため、体力強化が期待できます。夏が旬のかぼちゃを、冬至に備えて保存しておきます。

小豆餅

小豆餅

12月という一年で最後の月の始めの日には、小豆餅や小豆団子を食べる習慣があります。材料の小豆と米は、古来より先人たちが滋養のために食してきた食べ合わせです。小豆と米は双方を一緒に取ることで、双方に不足気味の必須アミノ酸を補うことができ、労働で疲れた体を癒して体力の強化に働きます。小豆は疲れを取り去るビタミンB1、腸内環境を整える食物繊維、抗酸化力の高いポリフェノール、利尿作用に優れたサポニンなどを含んでおり、疲労回復やむくみ取りに優れた効果を発揮します。

れんこん団子の辛子酢じょうゆ

れんこん団子の辛子酢じょうゆ

れんこんは食物繊維を豊富に含んでいる根菜です。食物繊維は便通を整えると同時に悪玉コレステロールの生成を抑える働きを持っています。れんこんには胃腸の働きを高める作用もあり、加熱するとその働きはより一層高まります。銀杏と白玉粉の糖質が体力強化に働き、酢を一緒に取ることで栄養成分の吸収が高まります。

昆布と豚肉の煮物

昆布と豚肉の煮物

昆布はヨウ素(ヨード)を豊富に含んでいる海藻です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルで、血中コレステロールを下げる働きがあるため、動脈硬化の予防に有効に働きます。豚肉と一緒に取ると、ヨウ素の吸収率が上がり、より一層の効果が期待できます。白滝の食物繊維をプラスして腸内環境を整え、便秘を予防します。

納豆汁+なめこ+油揚げ

納豆汁+なめこ+油揚げ

納豆に豊富に含まれるビタミンB2は、肌をなめらかにするため「美容のビタミン」と呼ばれています。食物繊維がたっぷり取れ、腸の働きが整えられ、胃腸強化も期待できます。

豚肉+大根+春菊+にんじん

豚肉+大根+春菊+にんじん

豚肉のビタミンB1が疲れを取り、大根のリグニンが便秘予防に働きます。春菊とにんじんのカロテンが細胞を酸化から守ります。

さつまいものミルク煮

さつまいものミルク煮

さつまいも・にんじん・しいたけは、がん予防が期待できる食べ合わせです。さらに食物繊維も豊富なため、便秘の予防や改善に優れた働きを発揮します。さつまいもやにんじんのβ-カロテンは油や加熱することで吸収率が高まるため、より一層の抗がん作用が期待できます。良質で消化のよい牛乳を加えることで、たんぱく質や脂質を補ぎない、栄養バランスを整えます。

イワシのつみれ汁

イワシのつみれ汁

たっぷりのごぼうのささがきと味噌で作るイワシのつみれ汁は、イワシの血液をサラサラにする働きが強化されるため、脳血栓や心筋梗塞などの予防効果が期待できる食べ合わせです。イワシにはカルシウム吸収を高めるビタミンDが豊富に含まれており、骨や歯を強化して精神安定に働きます。ごぼうの食物繊維が胃や腸を掃除して便秘予防に働き、腸内の善玉菌の発育を助けます。