この日に食べる「尾花粥」や「黒ごま粥」は、暑さ疲れの妙薬として、室町時代から続く風習といわれています。ここでは黒ごまをたっぷり使った「黒ごま粥」を作ってみましょう。不飽和脂肪酸やビタミンEが豊富なごまは、常食すると血管がしなやかになり、細胞の老化を遅らせることができるため、古来より不老長寿の妙薬といわれています。ごまは外皮がかたいので、消化をよくするためにも、香ばしく煎り、しっかりすることが大切です。黒ごま粥は味をつけずに炊き、味噌を添えていただきます。消化吸収の高い発酵食品の味噌を添えることで、老化防止がさらに高まります。