納豆汁(山形)

免疫力の強化に優れている
納豆汁(山形)
30
249
1.9
1人分

材料

(2人分)
納豆1パック(50g)
豆腐1/4丁(80g)
いもがら20cm
油揚げ1枚
こんにゃく1/4枚
だし汁2カップ
味噌大さじ1と1/2
ねぎ5cm
せり適量
七味とうがらし適量

効能

免疫力、コレステロール低下、便秘

作り方

①納豆を包丁で細かく刻み、すり鉢に入れてよくする。
②いもがらは水に漬けて戻し、さいの目に切る。
③豆腐、こんにゃくはさいの目に切る。
④油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、さいの目に切る。
⑤ねぎは薄い小口切り、せりは5mm長さに切る。
⑥鍋にだし汁、いもがら、こんにゃく、油揚げを入れて煮る。
⑦いもがらがやわらかくなったら、豆腐と納豆を入れ味噌を溶き入れ、沸騰直前に火を止める。
⑧器に盛り、ねぎとせりをのせ、七味唐辛子を添える。

解説

山形県の郷土料理で、雪が深く春の七草を揃えることが困難だったことから、七草粥の代わりに納豆汁を食べたといわれています。具は各家庭で異なりますが、必ず入るのが「いもがら」です。いもがらはさといもの葉柄(ようへい:葉や茎の部分)を乾かしたもので、「干しずいき」とも呼ばれています。低エネルギーでカルシウム・カリウム・食物繊維などが豊富に含まれ、骨や歯の強化、血圧安定やコレステロール低下に有効な食材です。

コメント

納豆・豆腐・油揚げ・味噌に含まれる良質なたんぱく質・ビタミン・ミネラルが免疫力を強化し、豊富に含まれる食物繊維が脂質異常や腸内改善に有効に働きます。せりとねぎのビタミンCがプラスされることで栄養バランスに優れた一品になります。

●「いもがら」
いもがらはさといもの葉柄(ようへい)を乾燥させたもので、「干しずいき」とも呼ばれています。冬の長い地域で多く生産される保存食品で、熱湯に10分ほど漬けて戻し、煮物・汁の実・五目飯などに利用します。赤柄の方がえぐみが少なく、えぐみを抜くには、唐辛子1~2本を入れた湯で茹でるとよいといわれています。脂肪をほとんど含まず、骨や歯を強化するカルシウム、血圧を下げるカリウム、腸内環境を整えコレステロール上昇を抑える食物繊維などを豊富に含んでいます。
納豆汁(山形)
星1つ星2つ星3つ星4つ星5つ (まだ評価がありません)
Loading...