冷や汁(山形)

食物繊維と抗酸化成分がたっぷり取れる
冷や汁(山形)
20
108
3.6
1人分

材料

凍りこんにゃく20g
干ししいたけ2個
しょうが少々
白菜3枚
キャベツ2枚
きゅうり1本
だし汁大さじ7
砂糖大さじ1
しょう油大さじ2
みりん大さじ2
だし汁1と1/2カップ
しょう油大さじ3
みりん大さじ3
ふたつまみ

効能

抗酸化力、コレステロール低下、便秘

作り方

①凍りこんにゃくは湯に漬けて戻し、細切りにする。
②干ししいたけは水で戻し、石づきを取り、かさと軸を細切りにする。
③白菜、キャベツ、きゅうりは短冊切りにする。
④しょうがは細切りにする。
⑤凍りこんにゃくと干ししいたけをAで甘辛く煮る。
⑥鍋にBを入れ、一度煮立て、冷ます。
⑦容器に③④⑤の材料を入れ、⑥のつけ汁をかぶるほど加え、冷蔵庫で約1時間冷やす。

解説

冷や汁は米沢藩の陣中食ともいわれている郷土料理です。宮崎県の郷土料理「冷や汁」は熱いごはんや麦飯にかけて食べる冷たい汁物ですが、山形県の冷や汁は「三杯漬け」ともいうようにお浸しの部類に入る料理です。季節によって食材は変わりますが、必ず入れるのが「凍りこんにゃく」です。

コメント

凍りこんにゃくはこんにゃくを凍らせ乾燥させて作る保存食品です。こんにゃく同様主成分は水溶性食物繊維のマンナンで、腸のぜん動運動を活発にし、血液中や肝臓内のコレステロール上昇を抑える働きに優れています。白菜、キャベツ、きゅうりと一緒に取ると、抗酸化力の高いビタミンCや発がん物質を抑制するインドール化合物などの成分を豊富に取ることができます。

●「凍りこんにゃく」
凍りこんにゃくは普通の食用こんにゃくを薄切りにして藁の上に並べ、一晩、約2~3時間おきに水をかけて凍らせ、カラカラに乾燥させた保存食品です。「凍み蒟(しみこん)」とも呼ばれ、風味は生のこんにゃくと異なり、水で戻してから煮物の材料にしたり、豆などと一緒に煮て食します。山形県や茨城県などの地域で、昔から冬の夜間の寒さを利用して生産されていましたが、生産量は年々減少しています。主成分は食物繊維のマンナンで腸内の便の排出を助け、血液中や肝臓内のコレステロール上昇を抑える働きを持っています。カロリーをほとんど含んでいないため、ダイエット食品としても有効です。
冷や汁(山形)
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