菊飯

体力強化、整腸作用

① 米を研ぎ、昆布とＡを入れ、炊く。

② 菊は花びらだけをガクから外し、流水で洗う。




③ 鍋に湯を沸かし、酢少々を入れ、菊の花びらをさっと茹でる。


④ ③を手早く冷水にとって冷まし、水気をきる。

⑤ 鍋にＢを入れてひと煮立ちさせて甘酢を作り、冷めたら菊を漬ける。

⑥ 炊き上がったごはんに、菊をほぐしながら加え混ぜる。※飾り用に少し残す。

⑦ 器に盛り、菊を飾る。

古来中国では「菊」は邪気を祓い、延命力があると信じられていました。中医学では菊の花には解毒作用・熱性の頭痛・結膜炎・皮膚炎などの働きがあるとされ、生薬として利用されています。米のでんぷん・たんぱく質・ビタミンやミネラル・食物繊維が体力を強化し、腸の働きを整えます。ここでは食用黄菊の阿保宮を使ってみましょう。残った菊花は酢の物・お浸し・辛子和え・おすましの吸い口などに利用できます。