おきりこみ(御切り込み)

栄養バランスに優れた食べ合わせ
おきりこみ(御切り込み)
30
323
2
1人分

材料

(4人分)
小麦粉2カップ
3/4カップほど
鶏肉100g
なす1個
こんにゃく1/2丁
かぼちゃ100g
にんじん(いちょう切り)50g
だし汁8カップ
味噌大さじ2
しょう油大さじ1

効能

疲労回復、体力強化、抗がん

作り方

① ボウルに小麦粉を入れ、水を加えてよく練る。
② めん棒でのばし、1cm幅に切り、これを2~3cm長さのぶつ切りにする。これがおきりこみ。
③ 鶏肉、なす、かぼちゃは一口大に切り、こんにゃくは短冊切りにする。
④ 鍋にだし汁を入れ、鶏肉、なす、こんにゃく、かぼちゃを煮る。
⑤ 具がやわらかくなったら味噌としょう油で吸い物よりも濃いめに味を調える。
⑥ ⑤におきりこみを加え、汁にトロミがついたら出来上がり。

解説

手打ちのぶつ切りうどんを直接煮汁で煮る料理がおきりこみで、麺を茹でる時間も惜しい農家で作り始めたと伝えられている群馬県を代表する郷土料理です。特に身体を心から温めてくれるこの郷土料理は、寒い冬に欠かすことができないお袋の味と言われ、うどんが手打ちであった群馬県では、うどんが上手に打てれば一人前の嫁といわれたと伝えられています。 おきりこみの麺には塩を入れないで作り、煮込まれる麺から出るトロミがおきりこみ独特の味です。切り込み、おっきりこみなどとも呼ばれています

コメント

小麦粉は糖質と、糖質の代謝に働くビタミンB1を多く含んでいるため、体力がつき疲労回復に有効に働く食品です。良質な動物性たんぱく質や脂質を持つ鶏肉、ビタミンやミネラルを含む野菜、食物繊維が豊富なこんにゃくと一緒に取ると、栄養バランスに優れた食べ合わせになります。味噌の大豆たんぱくと、かぼちゃやにんじんのβーカロテンが抗がん作用に働きます。
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