ナッツの日

1996年(平成8年)12月16日、「ナ=7」「ッ=2、ツ=2」の語呂合わせから、日本ナッツ協会が制定し、翌97年から実施された記念日です。古来より貴重な保存食として食されてきたナッツ(木の実)は、自然界からの贈り物。ビタミンEを豊富に含有しており、不飽和脂肪酸の酸化を防いで過酸化脂質が多くなるのを防ぐ働きを持っています。古くなったり、日光や熱などで酸化すると過酸化脂質になるので、保存に注意して新しいものを取るように注意しましょう。

三つ葉と白滝の落花生しょうゆ和え

三つ葉と白滝の落花生しょうゆ和え
落花生はたんぱく質と良質な不飽和脂肪酸を豊富に含み、さらにビタミンB群やビタミンEなどをバランスよく含んでいる種実です。落花生・三つ葉・白滝を一緒に取ると、良質な不飽和脂肪酸と豊富な食物繊維がコレステロール値低下や便秘解消に働き、動脈硬化や老化予防に有効な食べ合わせになります。三つ葉の特有な香りが神経鎮火に働きます。

きのことアーモンドの甘辛煮

きのことアーモンドの甘辛煮
アーモンドはビタミンEの宝庫です。ビタミンEは不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあり、老化に伴って体内に増える過酸化脂質が多くなるのを防ぐ働きに優れています。抗がん作用が高く、食物繊維を豊富に含んだきのこ類と一緒に取ると、血中コレステロール値が低下し、腸の働きが整えられ、免疫力が強化する食べ合わせになります。

ナッツの卵焼き

ナッツの卵焼き
卵のたんぱく質は必須アミノ酸すべてを含む理想的な組成をしており、唯一足りない栄養成分はビタミンCと食物繊維です。この足りない食物繊維を抗酸化力の高いナッツで補います。老化防止や健脳効果にも有効な卵焼きです。

きのことナッツの塩麹漬け

きのことナッツの塩麹漬け
きのこは総じてコレステロール値を下げる食物繊維を豊富に含んでいる食材です。しいたけには血圧や血中コレステロールを下げるエリタデシンや抗がん作用のあるレンチナン、しめじには過酸化脂質の生成を抑えるビタミンB2、まいたけには抗腫瘍性の高いβ―グルカンが含まれており、高い抗がん作用と同時に動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。ナッツ類の脂質は良質な不飽和脂肪酸で、ビタミンEを含んでいるため、体や脳の老化防止に優れた効果を発揮し若さ維持に働きます。きのことナッツを塩麹につけることで、ビタミンやミネラルが増加し消化吸収に優れた一品になります。味が強いので、オムレツやグラタンなどの具材として利用するとよいでしょう。

アジ龍田揚げとナッツのハーブサラダ

アジ龍田揚げとナッツのハーブサラダ
アジは良質なたんぱく質や脂質を含み、インスリンの分泌を促すタウリン含有も高い青魚です。マグネシウムが豊富なカシューナッツと食物繊維が豊富なパプリカやハーブと一緒に取ると、インスリンの機能が高まりブドウ糖の吸収が予防され、糖尿病の予防に優れた食べ合わせになります。ワインビネガーが血糖値上昇抑制に働きダイエットにもおススメです。

イワシのナッツフライ

イワシのナッツフライ
イワシは良質なたんぱく質やビタミンB群、カルシウムなどを豊富に含んでいる青魚です。ビタミンEを豊富に含むナッツと一緒に取ると、自律神経がコントロールされ、症状緩和に有効な食べ合わせになります。青じそやレモンのビタミンCがプラスされると、ストレス対策に優れた効果を発揮します。

サバ・ピーマン・ナッツの春巻き

サバ・ピーマン・ナッツの春巻き
サバは良質なたんぱく質と脂質を含み、脂質のEPA(イコサペンタエン酸)は血管の詰まりを予防する働きに優れています。β-カロテンを含むピーマンとビタミンEが豊富なナッツ類をプラスすることで、毛母細胞の新陳代謝が高まり、抜け毛が予防され健康な髪の毛を作る食べ合わせになります。揚げ油にオリーブ油を使うと血中のLDL(悪玉コレステロール)低下に有効です。

ピーナッツおにぎり

ピーナッツおにぎり
落花生はたんぱく質や脂質を主成分とし、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいる種実です。米の糖質と一緒に取ることで三大栄養素をバランスよく取ることができ、体力や免疫力の強化に働きます。ビタミンEが豊富なごま油で揚げることでビタミンEの摂取量が高まり、不飽和脂肪酸の酸化が予防されて動脈硬化の予防が期待できます。