うどんの日

1980年(昭和5年)、香川県生麺事業協同組合が制定しました。うどんの本場である讃岐では半夏生(はんげしょう)の日に、田植えや麦刈りの後にその年に取れた麦でうどんを作って食し、労働をねぎらうという風習がありました。東西に長い日本では、うどんは西日本、そばは東日本、境界線の名古屋はきしめんとおおまかに分かれています。

ツナ味噌うどん

ツナ味噌うどん
ツナとはマグロ類やカツオのことで、たんぱく質・脂質・ビタミンB1・鉄などを豊富に含み、消化がよい食品のため胃腸が弱い人や疲れ気味の人におススメの食品です。味噌や豆板醤(トウバンジャン)をプラスすることで免疫力が強化され、うどんと一緒に取ると胃腸が強化され、体質改善の食べ合わせになります。青ねぎや青じその硫化アリルがツナやうどんのビタミンB1吸収を高め、ビタミンCの補給源となります。

カレーうどん

カレーうどん
うどんの原料である小麦粉は、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを米よりも多く含んでいる穀類です。小麦粉、豚肉、たまねぎ・ねぎと一緒に取ると、小麦粉と豚肉のビタミンB1の働きがたまねぎやねぎの硫化アリルの働きによって高められ、疲労回復や体力強化に優れた食べ合わせになります。カレー粉の抗酸化力がプラスされることで、細胞の酸化が予防され免疫力が高まります。

ピクルスと牛肉の冷やしうどん

ピクルスと牛肉の冷やしうどん
牛肉は肉類の中でもっとも栄養価が高く、胃腸を丈夫にして消化吸収をよくする働きに優れている肉です。良質なたんぱく質が骨や筋肉などの体のもとを作り、豊富に含まれる鉄分が貧血や冷え性予防に働きます。ピクルスと牛肉を一緒に取ると、牛肉のコレステロールをピクルスの食物性乳酸菌や食物繊維がからめ取り、牛肉の鉄分はピクルスやトマトのビタミンCによって吸収が促進され、脂質異常や貧血予防に働きます。

肉味噌あんかけうどん

肉味噌あんかけうどん
豚肉は糖質の代謝を高めるビタミンB1を豊富に含む疲労予防の代表的な食材です。枝豆もビタミンB1を多く含有しており、ビタミンB1の吸収率を高めるしょうがや長ねぎと一緒に取ると、疲労回復効果が高まる食べ合わせになります。でんぷん分解酵素を含む長いもをプラスすると体力がつき、より一層の夏バテ予防が期待できます。肉味噌はごはんにかけても美味です。

肉うどん

肉うどん
うどんの原料である小麦粉は、ビタミンやミネラルを含有し、水分の代謝をよくして体のほてりを鎮める働きを持っています。鶏肉と卵で良質なたんぱく質を、にんじんや青ねぎでビタミンやミネラルを補うことで、消化に優れた滋養強壮食となります。卵に含まれるシスタチンにはウイルスの感染を予防する働きがあります。

レモンおろしうどん

レモンおろしうどん
消化酵素を含んだ大根おろしに、疲れを取るクエン酸を含んだレモン汁を混ぜ合わせたさっぱりしたうどんです。ビタミンCの豊富なキウイフルーツをプラスすることで、疲労物質を分解し、夏バテ予防効果を高めます。うどんで糖質を、鶏肉でたんぱく質を補うバランスのよい麺です。喉ごしがよいので、食欲がない時の体力増強・栄養補給におススメです。

あざみと豚肉の冷うどん

あざみと豚肉の冷うどん
豚肉のたんぱく質はアミノ酸バランスに優れ、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1や粘膜強化に働くビタミンAなどを豊富に含んでいます。あざみにはカロテンや食物繊維、α‐ヒマカレンやシリマリンなどのモノテルペン炭化水素類が含まれており、豚肉と一緒に取ると、消化器系の粘膜が強化され、体や脳が若々しく維持される食べ合わせになります。パプリカの抗酸化力が細胞の酸化予防に働きます。