日本茶
解説
日本で生産される茶の総称で、通常は緑茶をさします。奈良時代末期から平安時代初期に、僧侶によって中国から伝来したといわれ、薬として珍重されていました。鎌倉時代に茶の効能を説いた栄西禅師の『喫茶養生記』は有名です。当時の茶は、抹茶のように臼でひいて飲まれており、現在のように蒸してもむ方法があみ出されたのは八代将軍吉宗の時代です。
成分
渋みのもとのカテキンを含有、とくにエピガロカテキンガレードを含んでいる。カロテン、ビタミンC、Eなどのビタミン類や、フラボノイドを含有している。お茶のビタミンCは熱に強い。
調理ポイント
抗酸化力の高いビタミン類は、水溶性と脂溶性があるので、双方を無駄なく取るには、食べるとよい。ふりかけにしたり、天ぷらの衣に加えるとよい。
前日のお茶は飲まない方がよい。茶葉に含まれるたんぱく質は水に溶けないので、長時間おくと酸化してしまう。
カテキンは濃いお茶ほどたくさん取れる。
ビタミンCは一回目で約80%抽出されるといわれる。
前日のお茶は飲まない方がよい。茶葉に含まれるたんぱく質は水に溶けないので、長時間おくと酸化してしまう。
カテキンは濃いお茶ほどたくさん取れる。
ビタミンCは一回目で約80%抽出されるといわれる。