ぎんなん

ginkgo

解説

いちょうはイチョウ科の落葉針葉樹で原産地は中国。銀杏はいちょうの実の仁(胚乳)の部分で、日本への渡来は古く、長い食用の歴史を持っています。外種皮は多肉性で黄熟し、肉質の部分にはかぶれを起こす悪臭があるため、素手で振れるとアレルギーを起こします。一億五千年前から生息していたと推測され、「生きた化石」と呼ばれる強い生命力を持っています。

成分

主成分はでんぷんで、カロテン、ビタミンC、B1などを含む。レスチンやエルゴステリン、ギンコライトを含有している。脂質は少ない。

調理ポイント

長い時間保存すると、中の水分が蒸発してしまうので、早めに食べるとよい。
上手な煎り方は焦がさないように常に鍋をゆすりながら煎ること。全体に焦げめがつき、2~3粒がはじけたらできあがり。はじけると飛ぶので、フタをするとよい。
生食は中毒を起こすことがあるので避ける。
栄養価が高いが、食べ過ぎは禁物。一度に食べる量として、子どもは5粒、おとなは10粒くらいがベスト。
葉をお茶として飲む場合は、熱湯を注ぎ、色が出たらOK。他の茶葉とブレンドしてもおいしい。

レシピ