セロリ

celery

解説

古くから根は強壮や利尿、種子は興奮剤として薬用に用いられた歴史があります。古代ローマやギリシャでは整腸剤や強精剤などとして珍重され、16世紀のオランダでは神経症状を改善する薬として使われていました。日本には明治初年に食用として導入されましたが、独特の香りが好まれず、広く一般化したのは戦後。別名オランダミツバとも呼ばれます。

成分

カリウム、カロテン、ビタミンB1、B2、ビタミンCが豊富。カリウム、カルシウム、鉄分などのミネラル類を含有。精油成分はセダノリッドやセネリン。食物センイも多い。ビタミンUも含んでいる。

調理ポイント

茎よりも葉の部分の方が栄養価は高いので、佃煮や天ぷらにして食べるとよい。
油と一緒に調理するとカロテンの吸収が高まる。
臭いが苦手の場合は、牛乳を加えるとやわらぐ。
生食が苦手な場合は、葉や茎を果物と一緒にジュースにするとよい。

レシピ