かぶとアサリの半熟卵入りキムチスープ

かぶの根は胃腸を温めて冷えを取り除く働きに優れています。さらに貧血を予防する葉酸を豊富に含んでいるため、アサリが含有する鉄やビタミンB12の働きと一緒に貧血予防に働きます。アサリには肝臓を強化してインスリンの効果を高める働きがあり、かぶ・じゃがいも・キムチの食物繊維と一緒に、糖尿病の予防にも有効。抗酸化力の高いキムチをプラスして、がん予防と同時に免疫力を高めます。

カニと鮭のオイスタースープ

高たんぱくで低脂肪のカニ、良質なたんぱく質と脂質を持つ鮭に抗酸化力の高いしいたけを加えると、免疫力が高まり、滋養強壮に優れた食べ合わせになります。カニのタウリンがコレステロールを下げ、鮭のEPA(イコサペンタエン酸)が血流をよくするため、動脈硬化や血栓予防に有効に働きます。春雨を加えて炭水化物を補います。

エビとしいたけのクリームコーンスープ

エビととうもろこしは、生活習慣病や老化防止に有効な食べ合わせです。エビの甘み成分のベタインやうまみ成分のタウリンは、血中コレステロールを低下させて糖の吸収を阻害する働きを持っており、とうもろこしのリノール酸と一緒に脂質異常や糖尿病の予防に有効に働きます。とうもろこしのカリウムは血圧を下げ、食物繊維は便秘予防に有効です。

えのきだけ入りオニオンスープ

たまねぎの辛み成分の硫化アリルは、じっくり加熱すると甘み成分のプロピルメルカプタンに変わり、高脂肪によるコレステロール上昇を予防する働きを発揮します。低カロリーで食物繊維の多いえのきだけをプラスすることで、脂質異常や糖尿病の予防に有効な食べ合わせになります。ベーコンでたんぱく質と脂質を、フランスパンで糖質を補い、栄養バランスを整えます。

マカロニ入りミネストローネ

ミネストローネとはイタリア料理の実だくさんのスープです。たっぷりの野菜でビタミンやミネラルを取り、パスタや米で糖質やたんぱく質を補い栄養バランスを整えます。トマトのリコピン、にんじんのβ‐カロテン、にんにくのセレンが抗酸化力を発揮し、生活習慣病の予防に有効。マカロニはそのまま入れて煮込みます。

押し麦と鶏肉の牛乳スープ

たんぱく質と脂質が豊富な押し麦と鶏肉は、消化が促進され、体力が増強する食べ合わせです。鶏肉の脂質は良質な不飽和脂肪酸でコレステロールの低下に働き、押し麦の豊富な食物繊維と一緒に、整腸作用や血中コレステロール値減少に働き、動脈硬化を予防します。ビタミンやミネラルを含んだ大麦は、「五穀の長」と呼ばれています。

タンドリーラム肉のポン酢添え

血を補い、体を温めて冷えを予防するラム肉は「女性の肉」とも呼ばれています。特有の臭いは脂肪部分に含まれているのでよく取り除き、ヨーグルトや香辛料に漬けておくと臭いが吸収され、さらに肉がやわらかくなり食べやすくなります。ヨーグルト・カレー粉・にんにく・しょうがで抗酸化力を高め、ポン酢醤油が食欲増進に働きます。体を温めるヘルシーなダイエット食としておススメです。

ラムの肉じゃが練り味噌添え

ラムは生後1年未満の子羊の肉で、アミノ酸バランスに優れたたんぱく質を持ち、消化のよいのが特徴です。増血作用のある鉄や疲労回復に働くビタミンB1を豊富に含んでおり、気力を充実させて血を補う働きにも優れています。ラム肉・たまねぎ・じゃがいもを一緒に取ると、たまねぎとじゃがいもの食物繊維やカリウムが余分な脂質のコントロールに働くため、栄養価の高いヘルシーな食べ合わせになります。抗酸化力の高い味噌を添えてどうぞ。

鶏団子とかぶの煮物

鶏肉・長いも・かぶは、昔から温熱性の食べ物として体を温め、冷えを予防する食材として食されてきました。鶏肉と長いもはともに消化吸収に優れ、かぶは強力な抗がん抑制を持つグルコシノレートを含んでいるため、鶏肉・長いも・かぶを一緒に取ると、胃腸を温め免疫力が強化される食べ合わせになります。味噌のビタミンEが血行を高めます。

鶏モモ肉とほうれん草のトマト煮

鶏肉は良質なたんぱく質を持ち、淡泊でやわらかく消化に優れているため、昔から滋養食として食べられていた食材です。脂質はコレステロールを減らす不飽和脂肪酸を多く含んでいるため、生活習慣病の心配をすることなく食べることができます。鶏肉と鉄・葉酸・マンガンなどの増血作用を持つほうれん草を一緒に取ると、冷え性改善に有効に働く食べ合わせになります。にんにくやトマトで抗酸化力を高めます。