タラとねぎのスープ煮
良質なたんぱく質やカルシウムを含むタラは、血や肉、丈夫な骨を作ります。タラと干ししいたけに含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を高めるため、骨粗鬆症の予防に有効に働きます。ねぎのヌメリや食物繊維が腸の働きをスムーズにし、辛み成分のアリシンが体を温めます。胃が疲れている時は、ねぎは加熱すると効果的です。
12月は冬到来のスタート月です。冷たい北風が吹いて気温は下がり、寒い日々が続きます。この季節に影響を受けやすい体の臓器は「腎臓」です。腎臓は排尿をコントロールするだけでなく、成長や生殖と関わる役割を持つ大切な臓器です。また、インフルエンザが登場するのも冬のはじめの12月。冷たい乾燥した空気が鼻や喉の粘膜を弱めるため、免疫力が低下していると罹患しやすく、とくに免疫力のない子どもやお年寄りは気をつけましょう。
腎臓を守り、インフルエンザを撃退するためにも、体を温め免疫力を高める効果に優れた旬の食材を上手に取り入れることが大切です。献立でトマトやきゅうりを使いたくても、ここはちょっと我慢しましょう。夏が旬の野菜は体を冷やす力が強く、逆効果になりかねません。
良質なたんぱく質やカルシウムを含むタラは、血や肉、丈夫な骨を作ります。タラと干ししいたけに含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を高めるため、骨粗鬆症の予防に有効に働きます。ねぎのヌメリや食物繊維が腸の働きをスムーズにし、辛み成分のアリシンが体を温めます。胃が疲れている時は、ねぎは加熱すると効果的です。
豆腐花は豆乳とにがりで作る中国のデザートです。ここでは絹ごし豆腐で代用し、ポン酢をかけていただきます。カニのタウリンはコレステロールを下げる働きがあり、しいたけのレンチシンと一緒に動脈硬化の予防に有効です。豆腐のサポニンやリノール酸にもコレステロールを下げる働きがあるため、血液をサラサラにして生活習慣病の予防に働きます。
海のミルクと呼ばれる栄養価の高いカキと、β‐カロテンやビタミンCが豊富なブロッコリーの食べ合わせは、体力を強化して皮膚の粘膜を丈夫にし、風邪の予防や美肌効果に優れた働きをします。ビタミンCはカキのタウリン損失を防いで眼精疲労にも有効。オリーブ油の不飽和脂肪酸とクコの実のβ‐カロテンの抗酸化力が、より一層の細胞酸化を防ぎます。
脂質が少なくヘルシーでダイエットに向くスープです。エビには体を温める働きがあり、同様に体を温めて腎機能を補う白きくらげと銀杏を一緒に煮てスープにすると、腎臓の働きが高まり、夜間の頻尿に効果がある食べ合わせになります。子どもの夜尿症にも有効です。白きくらげは「銀耳(インアル)」と呼ばれる中華料理の高級食材で、不老長寿な食材として珍重されています。
小松菜は緑黄色野菜を代表する野菜です。豊富なカルシウムが骨や歯を丈夫にし、精神安定にも有効に働きます。同様にカルシウムが豊富なきな粉や牛乳が、その効果をさらに高めます。カロテン、ビタミンCなどが無駄なく取れるため、風邪の予防に効果的で、がん予防も期待できます。小松菜のビタミンCは生食することで無駄なく取り入れることができます。
カレイのカルシウムは、カレイが含有するビタミンDにしいたけのビタミンDがプラスされて吸収率が高まり、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症予防に効果を発揮します。カレイのタウリンとレタスのカリウムが高血圧や動脈硬化の予防に働き、クコの実をプラスすることでその効果はさらに高まります。クコの実には抗酸化力の高いカロテンが豊富に含まれています。