らっきょう

旬の時期
  • 6月~8月

ユリ科の多年草で、オオニラ、サトニラとも呼ばれています。特有のにおいと辛みを持ち、栽培1年目は粒が大きく、2年目には分球するため数が多くなり小粒になります。原産地は中国で、日本には薬用植物として平安時代に渡来し、野菜として栽培が始まったのは江戸時代といわれています。葉つきで若い鱗茎を生食するエシャロットは早取りしたらっきょうの商品名です。

さやえんどう

旬の時期
  • 6月~8月

エンドウの若ざやを食べる緑黄色野菜で、在来種は絹織物のようにやわらかい、あるいはこすりあわせると絹ずれのような音がすることから「絹さや」と呼ばれています。スナップえんどうも同種で、原産地は中央アジアから中東あたりといわれています。「豌豆」の「豌」の字は、つくりの「宛」が曲がった輪を意味し、「細く曲を描いた眉→美しい容姿」の意味を持っています。

キス

旬の時期
  • 6~9月

キス科の海水魚の総称。「海のアユ」「砂丘の女王」などと呼ばれる体長25cmほどの細長い姿をした魚で、淡白なクセのない魚です。名前の由来は淡白な味から「潔し→キス」に、臆病なためすぐに一つに群れる習性から「帰す→キス」などの諸説があります。腰まで海につかるキス釣りは、昔から夏の風物詩でもありました。江戸前の魚として有名でしたが、近年は輸入物が多くなりました。

アナゴ

旬の時期
  • 6~8月

アナゴ科の海水魚の総称で、形はウナギに似ていますが、ウロコのないのが特徴です。昼間は海泥底にもぐり夜に活動する習性を持ち、小魚やエビをお腹一杯詰め込むため「悪食(あくじき)」な魚ともいわれています。海底の岩穴や砂の中に体を埋めて生息するため「穴子」との字が当てられています。非常に臆病な魚なので、アナゴが取れる時は他の魚はいないといわれています。