キス

sand-borer

解説

キス科の海水魚の総称。「海のアユ」「砂丘の女王」などと呼ばれる体長25cmほどの細長い姿をした魚で、淡白なクセのない魚です。名前の由来は淡白な味から「潔し→キス」に、臆病なためすぐに一つに群れる習性から「帰す→キス」などの諸説があります。腰まで海につかるキス釣りは、昔から夏の風物詩でもありました。江戸前の魚として有名でしたが、近年は輸入物が多くなりました。

成分

良質なたんぱく質を持ち、脂質が少ない。ミネラル類では特にカルシウムが豊富で、亜鉛やカリウムも含有されている。

調理ポイント

ビタミンDを含有する食品と一緒に取ると、カルシウムの吸収を高めることができる。
新鮮なものは刺身にするとよい。
下ごしらえの時に腹に黒い皮が付いているが、苦みや臭みがあるので、しっかり取るとよい。

レシピ