れんこんの日

1994年(平成6年)11月17日、茨城県土浦市で開かれた「蓮根サミット」で制定された記念日です。茨城県はれんこんの一大産地。れんこんは皮や節に多量のタンニンを含有しており、消炎や収斂(しゅうれん)作用を発揮して止血作用に働きます。蓮の実は古くから漢方の材料として用いられて、民間療法では実の絞り汁は咳止めとして利用されています。実の表面は非常にかたく、発芽能力を長期にわたって維持することができるため、2000年も前の遺跡から発見されて発芽に成功した「縄文蓮(大賀蓮とも呼ばれる)」は有名です。

れんこん団子の辛子酢じょうゆ

れんこん団子の辛子酢じょうゆ
れんこんは食物繊維を豊富に含んでいる根菜です。食物繊維は便通を整えると同時に悪玉コレステロールの生成を抑える働きを持っています。れんこんには胃腸の働きを高める作用もあり、加熱するとその働きはより一層高まります。銀杏と白玉粉の糖質が体力強化に働き、酢を一緒に取ることで栄養成分の吸収が高まります。

れんこんの揚げ煮

れんこんの揚げ煮
れんこんの皮にはタンニンが豊富に含まれています。タンニンは熱を冷ます消炎作用と、血管や組織を収斂(しゅうれん)させる働きがあるため、止血作用に有効に働く成分です。また、鉄やビタミンB12も含んでいるため、貧血予防や産後の増血にも有効。ほうれん草のビタミンCをプラスして、鉄分の吸収をさらに高めます。

れんこんとアナゴの磯辺揚げ

れんこんとアナゴの磯辺揚げ
れんこんはビタミンCや食物繊維を豊富に含んでいる野菜です。ビタミンCがウイルス感染への抵抗力をつけ、ヌメリ成分の水溶性食物繊維が器官や粘膜を守ります。良質なたんぱく質やビタミンAを含むアナゴと、ビタミンCやB群を含む枝豆をプラスすることで、免疫力がさらに高まり、インフルエンザや風邪予防が期待できます。海苔の亜鉛が免疫力強化にさらに働きます。

2色大豆れんこん

2色大豆れんこん
大豆とれんこんは、大豆のビタミンB群・カルシウム・マグネシウムと、れんこんのビタミンB12・ビタミンCの働きにより、神経の働きが正常化され、自律神経失調症緩和に有効な食べ合わせです。ビタミンB12は悪性貧血予防に有効なビタミンであり、不足すると神経や精神に影響を与えます。くるみをプラスしてビタミンEを補い、ホルモン分泌を調整します。コレステロール値低下や整腸作用にも優れています。

ピクルスとクリームチーズのれんこんはさみ揚げ

ピクルスとクリームチーズのれんこんはさみ揚げ
クリームチーズは、生クリーム(あるいはクリーム)と牛乳の混合物から製造した非熟成の軟質チーズです。酸味のある穏やかな風味とバターのような滑らかな食感を持っており、アミノ酸組成に優れたたんぱく質とビタミンA・E・Kを豊富に含んでいます。ピクルス・れんこん・クリームチーズを一緒に取ると、ピクルスのビタミンやミネラル、れんこんの炭水化物に、クリームチーズのたんぱく質と脂質が補われる栄養バランスに優れたエネルギーに溢れた食べ合わせになります。豊富な食物繊維と植物性乳酸菌が腸内に善玉菌を増やして腸の働きを整え、コレステロール値低下や美肌効果に有効に働きます。付け合せのサラダでビタミンCを補います。

サンマ・切り干し大根・れんこんの煮物

サンマ・切り干し大根・れんこんの煮物
サンマは良質なたんぱく質を含有し、豊富に含まれるビタミンAが粘膜強化に働きます。切り干し大根の亜鉛とれんこんのビタミンCを一緒に取ると、抵抗力がついて免疫力が高まり、インフルエンザ予防に有効に働きます。れんこんを切ると出る糸は糖たんぱくで、器官や消化管の粘膜をカバーし守る働きを持っています。銀杏をプラスして抗酸化力を高め、より一層免疫力を強化します。

れんこんボールとしめじのさっと煮

れんこんボールとしめじのさっと煮
れんこんの主成分はでん粉で、ビタミンCやB12、鉄分や食物繊維を豊富に含み、増血や貧血、コレステロール低下に働きます。エビは良質なたんぱく質を含み、高たんぱくで低カロリー、特有の甘みやうまみはコレステロール低下やインスリン作用を高める働きを持っています。れんこんとエビを一緒に取るとコレステロール低下や糖尿病などの予防に有効な食べ合わせになります。