小豆と豆腐の「ざっつえ」

小豆と豆腐の「ざっつえ」

茨城県の郷土食で、特に不祝儀に振舞われた料理です。小豆は玄米に近いビタミン1を含有し、疲労回復に有効に働く食材です。小豆と木綿豆腐はともにマグネシウムを豊富に含んでおり、カルシウムの働きを調整して精神を安定させ、安眠にいざなってくれます。好みで煮詰めると、おかずや酒の肴にピッタリな一品になります。

木綿豆腐・チーズ・ツナのはさみ焼き

木綿豆腐・チーズ・ツナのはさみ焼き

カルシウムが豊富なチーズと、カルシウムの働きを調整するマグネシウムを含む木綿豆腐を一緒に取ると、精神が安定して安眠に有効な食べ合わせになります。ツナ缶のマグロにに含まれるビタミンB6はたんぱく質代謝に働き、エネルギー源となって疲労回復に働きます。良質なたんぱく質や脂質・ビタミンやミネラルがバランスよく取れ、免疫力強化や美肌にも有効です。青じそやパセリを添えてビタミンCを補います。

胚芽米と鮭のリゾット

胚芽米と鮭のリゾット

糖質の代謝を助ける胚芽米のビタミンB1、脂質と糖質の代謝を助けるチーズのビタミンB2、たんぱく質の代謝を助ける鮭のビタミンB6を組み合わせたリゾットは、疲れやすく体がだるい時に有効に働いてくれる食べ合わせです。米はわずかに芯を残すとおいしいので、洗わないで調理します。

カツオとチーズの生春巻き

カツオとチーズの生春巻き

ビタミンB1を含むカツオとビタミンB2を含むプロセスチーズは、疲れやすい体を元気にしてくれる食材です。青じそや白髪ねぎの硫化アリルがビタミンB群の吸収を高め、疲労回復力が高まります。米粉が主原料のライスペーパーは、ビタミンB群やクエン酸の働きで有効なエネルギーに変換され、体力を強化して疲労回復力をさらに高めます。梅干のクエン酸が食欲増進に働きます。

ゆで豚肉巻きのごまだれ風味

ゆで豚肉巻きのごまだれ風味

豚肉のビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに換える働きに優れ、その働きはにらの硫化アリルによって高められるため、豚肉とにらは疲労感や倦怠感の回復に優れた食べ合わせです。にんじんのβ‐カロテンが胃の粘膜強化に働き食欲不振を防ぎます。ごまに含まれる豊富なビタミンB1が疲労回復力をさらに高めます。

キムチと揚げ夏野菜のだし汁和え

キムチと揚げ夏野菜のだし汁和え

抗酸化力の高いしし唐辛子のβ‐カロテン・なすのナスニン・トマトのリコピン、ビタミンCが豊富なパプリカに抗菌・抗酸化力の高いキムチを一緒に取ると、免疫力が強化され食欲が増進する食べ合わせになります。枝豆のビタミンB1はキムチの硫化アリルによって吸収率が高められ、夏の食欲不振を解消し疲労回復に働きます。

キムチの炊き込みご飯

キムチの炊き込みご飯

ロースハムや胚芽米は、疲労回復に効果の高いビタミンB1を豊富に含んでいる食材です。キムチに含まれるにんにく・にら・ねぎ類がビタミンB1の吸収を高め、疲労回復に効果を発揮します。干ししいたけのビタミンDがカルシウム吸収を高めるので、精神が安定し寝つきが悪い夏の夜に有効な一品となります。

キムチとゴーヤのピカタ

キムチとゴーヤのピカタ

唐辛子・にんにく・しょうが・にらなどを組み合わせて作るキムチは、抗菌性や血栓予防、疲労回復効果などに優れた発酵食品です。豚肉と一緒に食べ合わせると、豚肉のビタミンB1の吸収が高まり、疲労回復に効果を発揮します。ゴーヤの持つククルビタシンには抗がん作用があり、キムチやにんにくの働きと一緒に生活習慣病の予防に有効に働きます。

サンマのカレー煮

サンマのカレー煮

サンマに含まれるEPA(イコサペンタエン酸)は、コレステロールや中性脂肪を減らし、血液の凝固を防いで血栓を予防する働きに優れているため、脳梗塞予防に有効な魚です。トマト、カレー粉、にんにく、しょうがなどの抗酸化力作用がプラスされ、脳梗塞予防効果がさらに高まります。食欲増進効果も高く、夏バテ気味の時におススメです。

水無月(みなづき)

水無月(みなづき)

水無月とは、ういろうに小豆をのせた和菓子です。白いういろうは氷をイメージしており、氷が貴重品だった昔、氷の代わりに食べることで夏バテを予防し、夏を元気に乗り切れると言い伝えられてきました。白玉粉や上新粉に含まれる豊富な糖質やたんぱく質が消化器系全般を丈夫にして体力を強化し、小豆のビタミンB1が疲れや肩こりの予防に働きます。