横仙おこわ(よこぜんおこわ)

体力強化、冷え性改善にも有効
横仙おこわ(よこぜんおこわ)
60
956
2.8
1人分

材料

(4人分)
もち米550g
うるち米100g
75g
25g 
むき栗(あるいは黒豆)80g
鶏モモ肉100g
油揚げ1枚
干ししいたけ16g
ごぼう100g
にんじん100g
オリーブ油小さじ2
さやえんどう(あるいはさやいんげん)20g
Aだし汁1と1/2カップ
みりん35CC
砂糖15CC
しょう油40CC
小さじ1強

効能

冷え性、体力強化、免疫力

作り方

① もち米、うるち米、麦、黍はそれぞれ洗い、ひと晩水に漬ける。
② 鶏肉は小さく切る。油揚げは細切り。干ししいたけは水で戻して石づきを取り細切り。ごぼうは皮をこそげ、ささがきにする。にんじんは細切りにする。栗は渋皮を取り一口大に切る。
③ ②をオリーブ油で炒め、Aで調味し軽く煮る。
④ ③の準備をしている間に①の米と雑穀を水切りし、蒸し器に入れ火が通るまで蒸す。栗も入れる(約20分)
⑤ ④に火が通ったら、別の容器に入れ、③を煮汁ごと入れて混ぜる。これをもう一度蒸し器に入れ、ふっくらと蒸し上げる(約20分)

解説

岡山県勝北地域に昔から伝わる山菜おこわで、雑穀を入れるのが特徴です。「横仙」と呼ばれる勝北・奈義に広がる那岐山、広戸仙、山形仙に伝わる料理であることから、この名で呼ばれているといわれています。奈義の横仙地方は江戸時代、農村の娯楽として農村歌舞伎や地下芝居(じかしばい)が盛んに行われた地域です。

コメント

もち米とうるち米は同じジャポニカ種ですが、でんぷん組成の違いにより、もち米は粘り気が強いのが特徴です。栄養素はほぼ同じで、胃腸をはじめとする消化器系全般を丈夫にして体力強化に働きます。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な麦や黍をプラスすることで、体調が整い体力強化が期待できます。鶏肉と油揚げで良質なたんぱく質と脂質、しいたけやにんじんで抗酸化力がプラスされ、免疫力が高まる食べ合わせになります。血行がよくなり、冷え性改善にも有効です。
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