団子汁
生活習慣病予防に有効なバランスのよい栄養食
効能
胃腸強化、生活習慣病、ダイエット
作り方
① ボウルに小麦粉と塩を入れてよく混ぜ、水(目安は140~150CC)を少しずつ加えながら耳たぶくらいのやわらかさになるまで練り、直径2cmくらいに丸め、濡れ布きんをかけて約1時間ねかす。
② ごぼうは皮をこそげ、ささがきにして水に放し、水気をきる。
③ にんじんは皮をこそげ、細切りにする。
④ しいたけは石づきと軸を取り、かさと軸を細切りにする。
⑤ さといもは皮をむき、輪切りにする。
⑥ ねぎは斜め薄切りにする。
⑦ 鍋にだし汁と野菜を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら、①の生地を平たくして加え、さらにひと煮立ちさせる。
⑧ 味噌で味を調え、ねぎを加え、さらに煮込む。
② ごぼうは皮をこそげ、ささがきにして水に放し、水気をきる。
③ にんじんは皮をこそげ、細切りにする。
④ しいたけは石づきと軸を取り、かさと軸を細切りにする。
⑤ さといもは皮をむき、輪切りにする。
⑥ ねぎは斜め薄切りにする。
⑦ 鍋にだし汁と野菜を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら、①の生地を平たくして加え、さらにひと煮立ちさせる。
⑧ 味噌で味を調え、ねぎを加え、さらに煮込む。
解説
団子汁は大分県を代表する郷土料理です。野菜たっぷりの味噌仕立ての汁に小麦粉で作った団子を入れた汁物で、米が不足していた時代に庶民が主食代わりとして日常的に食べていたと伝えられています。江戸天明に書かれた『西遊雑記』(古川吉松軒 著)に「だんご汁は別名ホウチョウ(鮑腸)汁と呼ばれている」との記述があり、小麦粉で作る団子は鮑(アワビ)の腸の食感に似ているといわれています。だんご汁は春夏秋冬、晩ごはんに登場する日常食で、何杯もおかわりする食卓の中心的な料理でした。
コメント
糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく取れる栄養食です。主食代わりの小麦粉は米よりもたんぱく質・カルシウム・鉄分が豊富に含まれており、常食することで胃腸を丈夫にする働きを持っています。ごぼうの食物繊維のセルロースやリグニンは整腸作用を促してコレステロールを抑え、しいたけのレンチナンとにんじんのβーカロテンの抗酸化力が抗がん作用に、さといものガラクタンが脳細胞活性化に働きます。脂質異常や糖尿病などの生活習慣病の予防に有効なダイエット食です。