おねり(御煉り)

発がん物質発生の予防に有効
おねり(御煉り)
30

材料

(4人分)
かぼちゃ(じゃがいもを加えて)300g
砂糖大さじ2~3
とうもろこしの粉(あるいは小麦粉)100g
だし汁
しょう油(あるいは味噌)大さじ1
煎りごま、しそ

効能

抗がん、便秘

作り方

① かぼちゃは小さく切る。
② 鍋にだし汁とかぼちゃを入れ、やわらかくなるまで煮る。
③ 汁と実がすれすれくらいの汁粉状になったら、とうもろこしの粉を入れ、砂糖としょう油で味を調える。
④ 器に盛り煎りごまとしそを振る。

解説

じゃがいもやかぼちゃを煮込んだ中にとうもろこしの粉を加え、しるこ状にしたおねりは山梨県の郷土料理です。「朝はおねり、昼は麦飯、夜はほうとう」などとも言われるように、米の少なかった時代の朝の主食として食べられていました。好みでやわらかい方がよければポタージュ状に、かたい方がよければきんとんのように練り上げます。また、かたく練ってフライパンで焼く食べ方もあります。

コメント

かぼちゃはβーカロテンを豊富に含み、にんじんやさつまいもとともに、肺がん予防野菜として有名です。ビタミンCも豊富に含んでおり、カロテンと一緒に体内での発がん物質発生の予防に有効に働きます。エネルギー源となる糖質をしっかり取ることができ、またとうもろこしは粉にすることで消化が高まり、カリウムが血圧を下げ、食物繊維が便秘解消に働きます。
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