釈迦こごり(釈迦っこごり、釈迦つむり)

疲れが取れて体力がつく
釈迦こごり(釈迦っこごり、釈迦つむり)
90
531
0.6
1人分

材料

(4人分)
大豆1と1/2カップ
小麦粉200g
2カップ
砂糖150g
小さじ1/2

効能

コレステロール低下、疲労回復、体力強化

作り方

① 厚手の鍋に大豆を入れ、弱火で煎る。
② 大豆からこうばしい香りが出てきたら、大豆が熱いうちに塩水(吸い物程度)に入れ、ふたをして約30分漬ける。
③ 大豆をザルにあげて水気をきる。
④ 鍋に小麦粉を入れ、水を加えて木しゃもじで混ぜて溶かす。小麦粉が溶けたら弱火にかけ、絶えずかき混ぜ、鍋の底の方がかたまり始めたら火からおろし、全体によく練り込む。
⑤ ④に砂糖を3回に分けて加え、再び火にかける。
⑥ トロミがついてきたら大豆を入れ、透明になって粉くささが抜けたら火を止める。
⑦ 3~4cmのまん丸な団子にまとめ、器に盛る。

解説

釈迦こごりはお釈迦さまの誕生を祝う花祭りに作られる山梨県の郷土料理です。米の生産量が少ない山梨県では、「お練り」「ほうとう」など小麦粉を使った料理が多く、この釈迦こごりも小麦粉を使って作るのが一般的です。こごりは「塊」の方言で、「丸める」という意味で、お釈迦さまのゴツゴツした頭を模して小さな団子に丸めます。煎り大豆の香ばしさと食感が後を引く美味しさです。

コメント

大豆は「畑の肉」と呼ばれるように、肉や魚に劣らない良質のたんぱく質と脂質を含んでいる豆です。たんぱく質はアミノ酸配合に優れ、含有量は豆類の中ではトップ。脂質はコレステロール値を下げるリノール酸が大半を占めています。ビタミンB群やミネラル、食物繊維も豊富に含まれ、健脳、生活習慣病予防に働きます。小麦は主成分が糖質で、たんぱく質やカルシウムや鉄などのミネラルを米より多く含んでいます。気力を増す働きがあるため、常食すると胃腸が強化されます。大豆と一緒に取ると、リノール酸のコレステロールを洗い流す作用が生活習慣病の予防に働き、疲れが取れて体力がつく食べ合せになります。
監修: -999
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