湯だいこん

胃腸強化、糖尿病、ダイエット

①大根は厚い輪切りにして皮をむき、隠し包丁を入れる。大根が太い時は半月切りにする。
②鍋に米のとぎ汁、赤唐辛子、大根を入れ、大根がやわらかくなるまで茹でる。
③豆腐は３０分くらいざるにあげて水をきる。
④すり鉢に豆腐と味噌を入れ、すりこ木で十分すり、砂糖を加えてすり混ぜ味を調える。
⑤茹でた大根を湯の中で洗い、器に盛る。
⑥⑤に④をたっぷりかけ、カツオ節、ごま、青じその細切りを飾る。

地元では「湯でいご」と呼ぶお惣菜の代表料理で、豆腐をすりこんだ味噌だれを煮た大根にたっぷりかけて食します。茹でた大根に味噌をかける「風呂吹き大根」に豆腐をよくすり混ぜた珍しい料理です。

煮た大根は胃腸を温め、消化吸収を増進する働きを持っています。豆腐は大豆と同じ栄養成分を持ち、さらに大豆よりも消化吸収に優れている食品で、大根と一緒に食べ合わせると特に胃腸の弱っている時に最適の食べ物になります。味噌も豆腐と同様の働きを持っており、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防や、ダイエット食としても有効です。カツオ節のうまみ成分イノシン酸が基礎代謝向上に働き、青じそでビタミンＣを補います。