報恩講汁

細胞の酸化が予防され、肥満予防にも有効
報恩講汁
120
490
2.1
1人分

材料

(4人分)
大根(中)1本(1000g)
油揚げ4枚
さといも10個
味噌100g
昆布だし汁6カップ

効能

抗酸化力、肥満

作り方

③ さといもは皮をむく。
① 大根は3cmの輪切りにし、七、八分通り茹でる。
② 油揚げは熱湯を回しかけ、細切りにする。
④ 鍋にだし汁、大根、油揚げ、さといもを入れて火にかけ、やわらかくなるまで弱火で煮る。
⑤ 赤味噌を溶き入れ、味を調える。

解説

報恩講汁は、真宗高田派と東西両派に広く浸透している北中勢地方の料理で、「お講汁」とも呼ばれ、1月15日を頂点とする高田本山の「お七夜」にも出される料理です。報恩講とは浄土真宗の宗租・親鸞聖人の法要で、信徒にとっては一年でもっとも大切な行事です。この時に大根と油揚げを赤味噌でやわらかく煮込んだ報恩講汁が振舞われます。地域によっては丸ごとのさといもを使ったり、砂糖を加えたりして一度にたくさん作り、何度も煮返して食べます。煮返すごとに大根に味噌味が浸み込み、体の芯から温めてくれます。

コメント

大根は加熱すると胃腸を温めて、消化吸収が増進される効能を発揮します。食物繊維のリグニンががん細胞の発生を抑制し、セルロースやペクチンが腸内をキレイにして便秘予防に働きます。油揚げに豊富に含まれる不飽和脂肪酸は血中コレステロール値を低下させ、さといものヌメリが脳細胞の活性化に働きます。大根・油揚げ・さといもと味噌を一緒に取ると、細胞の酸化が予防され、肥満予防に有効な食べ合せになります。
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