冷や汁

栄養価に優れた煮干しで骨粗鬆症を予防する
冷や汁
30
345
2.2
1人分

材料

(2~3人分)
煮干し10g
白ごま(煎ったもの)大さじ2
味噌50g
A2カップ
昆布1枚
きゅうり1本
青じそ2枚
ねぎ15g
豆腐1/4丁
熱いごはん(あるいは麦飯)

効能

骨粗鬆症、健脳、生活習慣病

作り方

① 煮干しはよく煎る。
② すり鉢に煮干、白ごまを入れてよくすり、味噌を加えてさらによくすり混ぜる。
③ すり鉢の内側にすり混ぜた具を伸ばし、火にかざして軽く焼く。
④ Aのだし汁を少しずつ加え、味噌汁よりも少し濃い目にのばす。
⑤ ④にきゅうりの小口切り、青じそとねぎのみじん切り、手でつかみ崩した豆腐を入れる。
⑥ 器に熱いごはんを盛り、冷やした5をかける。

解説

宮崎県の郷土料理。日向地方の農家で夏の忙しい時期に「火なし料理」として食べたのが始まりといわれています。煎った煮干し、煎りごま、味噌をよくすり、すり鉢を火にかざして軽く焼き、だしを加えてのばして作りますが、近年は煮干の代わりにアジやタイがよく使われます。実にはきゅうりの小口切り、しそやねぎのみじん切り、つかみ崩した豆腐を用い、熱いごはんか麦飯に冷たい汁をかけて食します。

コメント

煮干しは小魚を煮てから干したもので、カタクチイワシが使われるのが一般的です。煮干しはだしを取る時に主に利用されますが、干すことでうま味が増してカルシウム含有が倍増、血栓溶解や血管拡張に働くEPA(イコサペンタエン酸)や記憶力向上に有効なDHA(ドコサヘキサエン酸)も豊富に含まれている栄養価に優れた食品です。ごまと味噌を一緒に取ると、生活習慣病や骨粗鬆症の予防効果がさらに高まる食べ合わせになります。豆腐を加えることで豆腐のレシチンが脳細胞の働きを高めます。
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